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メンタリストS6-17 銀の翼が時を越えより:フレーズ紹介

The mentalist(メンタリスト) シーズン 6 第17話

SILVER WINGS OF TIME( 銀の翼が時を越え)

You got me.
その通り
I don't think that's a coincidence.
これ偶然だとは思えないな
That's quite the rug.
すごいカツラだな

You got me.

被害者が友人の免罪を晴らそうとしてたとわかった、と伝えたフィッシャーに
リズボンが「それで殺されたの?」って返した時の、フィッシャーのセリフです

このフレーズ、ウソがバレて適当にごまかしようがない状況で使うのを見かけたことがあって
「やられた」とか「バレたか」とか「一本取られた」って使われ方だったんですが
このセリフは、それとは違う感じ

訳にあるように「その通り」という意味もあるそうです
ただ、「その通り」としてよく使われる「Exactly.」とか「That’s right.」
みたいに単純に同意してるんじゃなくて、「やられた」イメージも含めて
相手が言ったことに、言い返せないというか、わからないって気持ちもまざっての
「そうなのよ」「そこなのよ」ってニュアンスのようです。

短いけれど奥が深いフレーズでした

I don't think that's a coincidence.

爆破犯が被害者のバッグと同じバッグを持ってたことに対してジェーンが言ったセリフです

フレーズを丸ごと覚えて使う機会は少なそうですが
昔、英会話の先生と街でばったり会った時に
日本語なら「わぁ、すごい偶然ですね」って言うところなのに
単語がわからず「Wow!Hi!!」としか言えなかったことを思い出したので選びました(笑)

家に帰ってから調べて
What a coincidence!
と言えばよかったと知りましたが
それ以来、誰ともバッタリしていません・・・

That's quite the rug.

爆破犯が変装用にかぶってたカツラを見てジェーンが言ったセリフです
まぁ、あまりこのセリフを言う機会はないんですが、お勉強的に面白いセリフだったので選びました

まず、rug ですが、日本語でも言う敷物のラグのことも指すのですが、男性用のカツラのことも指すそうです

そして、 quite 。他のprettyなどの「程度を表す単語」も全般的にそうですが、日本語訳した時の単語とは意味する範囲が当然違うので、「かなり」とか「なかなかの」みたいな意味があるとわかっていても、ニュアンスがつかみにくいんですよね。解説を見ても、わかったようなわからないような

アメリカ英語とイギリス英語の違いもあるし・・・、若干否定的な意味も込めての「すごい」だという解説もあったりしたんですが、このセリフを見て、合点がいった気がしました。

バカにするとかではなく、でも高級な立派なということでもなく、正に「すごいカツラだ」という日本語の含みと、quiteが一致してるんだなと。

それと、文法的に quite はpredeterminer(前限定辞)という、冠詞(a, the)などの前に置く単語なので、quite the rug になっているというのも、このフレーズを勉強して知ったことでした。

このセリフ、インパクトが強くて頭に焼き付いた感があるので、難しく考えなくてもquite the の順番だと入って来たありがたいセリフでした。

【カテゴリー】ドラマは3文の得, シーズン62021.7.12

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