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メンタリストS6-17 銀の翼が時を越えより あらすじ・感想

The mentalist(メンタリスト) シーズン 6 第17話

SILVER WINGS OF TIME( 銀の翼が時を越え)

※ネタバレを含みますのでご注意ください

バス停で爆破事件が起こり、テロも疑われたが
もっとたくさん殺せたはずなのに被害者が一人だったことから
ジェーンはテロではなく、被害者デビット・ロナルドを狙った殺人と推理します

ロナルドはルイス・クルーズの友人で、14年前にサラ・フェインバーグ殺害事件で死刑判決を言い渡されているクルーズの冤罪を晴らそうと尽力していたことがわかります

一方、事件現場付近の防犯カメラから、爆破犯はロナルドとそっくりなバッグに爆弾を入れ
彼のバッグとすり替えていたことや
近くにいた子供連れの女性が事件に関与していることがわかります。
女性に話しを聞きに行き、私立探偵のピーター・コッチが爆破犯だとわかるのですが
そのコッチも遺体となって発見されます

拘置所のクルーズと会ったアボットは、再捜査の必要性を感じジェーンに相談します
ロナルドが殺され、バッグを盗まれたのは、彼がクルーズの無実を裏付ける決定的な証拠を見つけたからだとジェーンは言い、アボットは本格的に捜査を進めることにします

ジェーンとリズボンは被害者の夫で精神科医のエドワードを訪ねますが
彼はすでに再婚して11年、妻が殺害された家で診療も行っていました
妻殺しの犯人は夫というセオリー通りなのか・・・

ロナルドの家を調べに行ったチョウとフィッシャーは
他の資料と比べて真新しい地図と、ウエットスーツを見つけます
彼はまだ発見されていない凶器の銃が、どこか水辺に捨てられたと考え
半径80キロ圏をひとつずつ潜って探すつもりでいたのです
死刑執行はあと20時間後と迫る中
ジェーンはFBIに手荷物検査所を設置しようと言い出すのでした

ジェーンが家を訪ねた時にくすねて来た処方箋を使い
詐欺容疑をでっちあげて夫を連行、
夫に付き添ってきた妻のメイと共に、手荷物検査所で荷物を預けさせ
翌日の罪状認否まで拘束することになります
ジェーン達は入れ替わり立ち代わり、エドワードに尋問しますが
弁護士がやってきてエドワードは黙秘を続けます

真夜中まで尋問を続けるも、口を割りそうにもないことから
エドワードに仮眠をとらせますが、その間も銃の捜索は続きます

翌朝、銃が見つからないまま、ついに刑が執行されてしまいます
ジェーンがエドワードに死刑の執行を伝えに行くと
「恨みも晴れないし、ただ悲しい」というエドワード
するとジェーンは「最初から違うと思ってたけど、今の反応で確信した」と
真犯人はエドワードではなく、今の妻メイだと伝えます
そして、刑の執行を知った時のメイの動画で見せ
サラと離婚する気はないとわかってたから、手を下したというのですが
釈放されることになったエドワードは、動揺しながらもメイと共にFBIを後にします

帰宅の車中、エドワードがメイを問いただすと
サラを殺しクルーズに罪を押し付けていたことを認めます
そこに、アボット達が現れ、メイを逮捕
全てはジェーンの計画通りでした

彼らに荷物を預けさせ、寝ている間にFBIの時計もすべて時間をずらし
刑が執行されたと思わせていたのでした

メイの逮捕後、銃の捨て場所もわかり、手続きに時間が少しかかるものの
クルーズの無罪が証明されることを、アボットが報告に行くのでした

感想

いやぁ、すごいお話でしたねぇ。
もしこれが現実だったとしたら、ジェーン達のチームでなければ
クルーズは無実の罪で処刑され、
冤罪を晴らそうとお金も時間も費やし、最後には殺されてしまったロナルドも浮かばれないところです。

今回、一番良かったのは、アボットとジェーンの関係が変わったことが描かれたところでした
最初はアボットにとってジェーンは、人を殺して逃亡していた極悪人だけど利用価値があるヤツって感じでしたが、そこから、一目置くようにはなっていて
今回、信頼のおける頼れる仲間になったんだ!って感じられました

確信はないけど、気になる事件について
ジェーンに相談し、はっきり「助けて」って言ったわけじゃないけど
まぁ助けを求めたわけです
そして、解決した後は、ジェーンを自分のオフィスに呼びつけるんじゃなく
カウチに寝そべるジェーンのところで、イスに座って報告していました
アボットが「ぐっと来たよ」と言ってましたが、私こそ~!って思ってました(T T)

アボットはさすがに、逃亡してたジェーンを見つけただけあって
チョウやリグスビーとは違う、もう少し対等に近い位置にいる感じがするので
ジェーンの大人な一面が出てて、アボットと普通の会話してるシーン、好きです♪

そして、ジェーンの子分ワイリー!
今回も良い活躍してましたねぇ。
CBI時代はグレイスがジェーンのPCヘルパーさんでしたけど
ワイリーは実力もありながら、ジェーンの作戦を楽しんじゃってる感じがかわいい☆

それから、あらすじにはあえて全く入れなかったのが、リズボンのお話です
かぁ~!泣く(T T)
今回も、前のエピソード同様、ジェーンは良いことをしております
(まぁ一応、毎回犯人逮捕して被害者の無念は晴らしてるわけですけど)
そして、なぜか良いことをするとジェーンには辛いことが起きちゃいます

以下、リズボンとの関係について熱く語ってますので
お嫌いな方は、ここまでお読みいただきありがとうございました。
お付き合いいただける方は、聞いてくださ~い!

まず、最初の方のシーンで、リズボンがタクシーで到着するシーン
もう飼い主の帰宅を玄関先で待つワンコ状態ですよ~
現場の状況を見るでもなく、リズボンを探してるジェーン(T T)
時計をトントンして、遅いよ~ってシーン、初見の時も切なくて印象に残ってます

前のエピソードでデートした次の日って設定なのかが謎です
わざわざ、前のエピソードもチェックしましたが、リズボンの服、色は白で同じだけど別物でした(スタッフの都合って可能性も残りますが)
ジェーンも「デートどうだった?」って聞いてるし、あの初デートの翌日なのかなって思ったんですけど・・・
やたら great だの excellent だのと言いつつ、落ち着かない感じのジェーン(笑)

そして、被害者の夫の家に話を聞きに行った時も
パイクと電話でおしゃべりしながら玄関へ向かうリズボンに
ちょっとだけイラついてるジェーンと
逆ギレ気味に「何?」って聞くリズボン

リズボンは仕事最優先で来てたから
一夜限りのお相手ならいたけど、仕事中まで電話でおしゃべりしちゃうって
ジェーンにとっては初めてのことです
見てるこっちの方がいらついちゃう!リズボン、あなたそんな女だったっけ?!

第2章に入ってから、実は今回が「初めてのおつかい(捜査)」
だったんですよね~
張り込みをしたり、おとり捜査したりはありましたが
FBIから車に乗って聞き込みに行くのは初めてだったのになぁ

フィッシャーがチョウに「リズボンって 昔 職場恋愛してた?」
って聞くシーンも、伏線というか女の勘というか
だよね~って感じしました。
「ジェーンはどう思ってるかな」って本当そう!
最初からリズボンに「付き合ってたの?」って聞いてたくらいだし
フィッシャー(とアボット)は、出会いのころからの知り合いじゃない分
今の二人のことが、わかるのかもしれませんね

自分がもめてた相手に妻を自宅で殺され
数年、悲しみに打ちひしがれていたけど
なんとか立ち直り、素晴らしい人と巡り会えた
これ、今回の被害者の夫のことです
主語を入れずに書いたら、ジェーンのこと?って感じですよね
ジェーンの態度からは、そんなことは全く表現されていませんでしたけど
勝手に重ねて、素晴らしい人=リズボンなのに、現状こんなことになってるよ~って
一人、唇をかみしめる(笑)

最後のシーンも、車のカギをデスクに忘れてたリズボンが
ジェーンに気づかれないようにか、コソコソした感じで来るし(笑)
「からかう気?」ってリズボンは言いましたが
ジェーンはずっと真顔で、キレイだ、楽しんでおいでって言うもんだから
冗談めかして「布のナプキンが出るところよ」なんて言ってたリズボンも
ばつが悪くなって「おやすみ ジェーン」って帰っていきます

吹替では「おやすみ」、字幕では「ああ テレサ」ってなってましたが
英語では「Good night, Teresa.」と言っていました
リズボンが言った直後じゃなく、もう聞こえないかなってタイミングで
”リズボン”じゃなく、テレサって言ってるんですよねぇ

ちなみに、カウチに寝そべってるので、悲しいソックスポイントです
見分けはつきにくいので例の靴下かはっきりはしないんですけどね

今回、パイクは存在感は大きいながら登場はしませんでしたが
Jisbon愛好家に与えたダメージは大きいですっ
しかし、次回からはまた登場してきますので、なんとか耐えていきましょう~

【カテゴリー】あらすじ・感想, シーズン62021.7.13

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