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メンタリストS6-11 白線より あらすじ・感想

The mentalist(メンタリスト) シーズン6 第11話

WHITE LIES( 白線)

※ネタバレを含みますのでご注意ください

ついにFBIが折れて、ジェーンの出した条件をすべて飲むことになり、ジェーンはリズボンと共に正式にFBIで働き始めます。
FBIでの最初の事件は、DEA事務局が襲われ捜査官5人が殺される事件です

手入れで打撃を受けた湾岸カルテルの報復と思われましたが
カルテルのボスの正体を知る者はなく Mr.Xとして正体を探ることになります
Mr.Xではないかと目されているパコ・ペレスの話しが出る中
ジェーンは手入れの際に死亡したリッチーの恋人である
クリスタル・マーカムに興味を示し、フィッシャーと共に聞き込みに行きます
これと言った情報は持っていない様子のクリスタルでしたが
ジェーンは電話番号教えて、とデートに誘う気でいます。

彼女の態度から、捜索中の車両が倉庫街にあると言うジェーンに
フィッシャーは「彼女は何か知ってると思ってデートに誘ったの?」と
聞くのですが、「好みだから誘った」というジェーン

倉庫街で襲撃犯の遺体が発見される中、ジェーンはさっそくデートの約束を取り付けます
そしてクリスタルが、パコの情報を提供してくれることになるのでした。
事情聴取のあとクリスタルが自宅に戻ると、そこにはパコの姿が。
密告がバレて殺されてしまうのかと思いきや
「あんたごときが私を脅すとは 良い度胸ね」とクリスタルがパコを平手打ち
そう、実はクリスタこそMr.Xその人だったのです

パコの始末をする準備をしているクリスタルのところに
ジェーンが明日のデートの電話を掛けてきます
甘い会話をしながらも、横ではパコがぐるぐる巻きにされているのでした。

その後パコは、空き家に連れて行かれ、クリスタルによって射殺されますが
怪しい人を見たと自ら通報し、駆けつけた警察に発砲したせいで射殺されたかのように偽装されます
一方リズボン達も、なぜ隠しカメラがあることがわかったのか探ったり
チョウが、パコの殺害現場で裏庭から撃った形跡を見つけたり、と
クリスタルがボスだと突き止めます

しかし、リズボンがそのことを伝えようと掛けた電話をジェーンは「掛けなおして」と切って、船上デートに繰り出します
ワインを飲み始めると、再びリズボンから着信がありますが、「ごめん、失礼だよね」と電話には出ずにテーブルの上に伏せてしまいます。

捜査は順調かと聞かれたジェーンは、Mr.Xが誰なのか
人物像を語り始め、Mr.Xは「一切、力を誇示しない」人物で、「そんな男は見たことがない」と
女性であるクリスタルがボスだと指摘します。

一連の手口をすべて言い当てられたクリスタルは
ジェーンに銃を向け、「目撃者は誰もいないのよ」と本性を現します。

しかし、ジェーンが電話を持ち上げると、画面はリズボンと通話中であることを示しています
「FBIが 君の話を一部始終聞いてたんだ」
「そしてこっちにやってくる」と、したり顔でリズボン達の登場を待ちますが・・・
誰も現れません。
「残念」とクリスタルがジェーンを撃とうした時、ようやくFBIのヘリが現れ
クリスタルが気を取られた隙に、ジェーンは海に飛び込むのでした。

毛布にくるまってブルブル震えているジェーンの前をクリスタルが連行されていきます。
そこに到着したリズボン達に「ちょと来るのが遅いんじゃない?死体で海を漂うところだよ」と不満を漏らしますが
フィッシャーもリズボンも「先に知らせないからよ」とお説教。
チョウにも「協調性を学べ」と味方してもらえないジェーンなのでした。

感想

まったくもう!
というのが、一番の感想ですかねぇ。

このエピソードでは、ジェーンがクリスタル(かなりの美人)をデートに誘って、良い感じのシーンが多いせいかリズボンとは現場で合流するだけで、一緒に聞き込み行ったりするシーンがありません。

まあ、二人とも正式に働き始めたばかりで、リズボンも今はFBIの新入りですから、最初から二人でってわけに行かないのでしょうけど、基本、ジェーンはフィッシャーに同行し、リズボンはチョウに同行しています。
あれだけ「リズボンと組むのが条件だ、組ませないなら働かない」って駄々こねまくったくせに
いざ働き出したら、文句も言わずに別行動
しかも、美女を口説くジェーン(笑)
釣った魚に餌はやらん、ってか?

もちろんジェーンは、クリスタルを最初から疑ってたからデートに誘ったわけですが
いつものこととは言え、何も言わずに勝手に行動しています

フィッシャーは、最初、クリスタルはジェーンの好みじゃないと思ったけど
ジェーンはすっかり夢中で、楽しんじゃってると思っています。
リズボンは「あれは何か企んでるわ」と見抜いてるのですが
「まさかデートで捜査を手伝う気?」と聞いてもはぐらかされたので
言う気がないんだなと、察してしまいます。

ジェーンもさすがに言っておきなさいよって話しですよね。
逮捕の瞬間をドラマティックに演出したいからなのかなぁ

結局、ギリギリのところで間に合ったわけですが
最後の3対1で誰も味方してくれない感じが面白い(笑)

今後の展開を知ってる状態で見ていると
この「本気じゃないデート」の時のジェーンが結構面白いです
積極的にデートに誘ったり、お花をプレゼントしてみたり
デート中にキザなセリフを言えるのも、本気じゃないからなんだね~って感じです。

私のお気に入りのやりとりは、船の上でクリスタルが、事件は解決だからもう帰るのねって探りを入れて来た時のやりとりで
クリスタルに「What's keeping you here?」と聞かれて
「 You are. 」と答えるところ。

訳では「帰りたくないの?」
となってますが、英語の作りからすると「何があなたをここに引き留めてるの?」ってニュアンスで
ジェーンは「君のせい」君が僕をここに引き留めているんだよ~って感じ
あまーい(笑)

他にもキザなセリフがちょこちょこ出てきますが
彼女に夢中って思わせるようなセリフは、出そうな流れでも出ないのがミソです

今回はJisbon愛好家的には楽しみが少なかったですが
私は同時に、リズボン大好きっ子でもあるので、そっちがポイント多かったです。

エンジン音から車種を特定できると知って
「さすがFBI!」って言うシーンとか
FBIのバッジをもらうシーンで、目をキラキラさせてる感じとかかわいかった~
あと、最後のシーンも、到着した時は「大丈夫?」とジェーンを心配してたけど、無事だったしフィッシャーが冷たくお説教したので、乗っかる感じもリズボンらしい(笑)

ジェーンがデートに着ていくのに、どっちのシャツが良い?と聞いたシーンでは
フィッシャーとそれぞれ違う方を指指すんですが
「やっぱこっち」とフィッシャーに合わせます
まぁ、どっちも似てるから、どっちでも良いよってことでしょうが(笑)
その後、「(クリスタルは)ジェーンの好みじゃない」と断言しますが
フィッシャーに「じゃぁ、どんなのが好みなの?」
と聞かれて「・・知らない」と答えてます

ファッションにも恋愛にもちょっと鈍いところのあるリズボンっぽさが出てて、愛おしい♪

ちなみに、ちょっとだけJisbonポイントもあります
前回書いた通り、ジェーンが、ちゃんとリズボンからもらった靴下を履いてます(笑)ソックスポイント!
普通のシーンだとわかりにくいですが、私はそれが気になっていたので
ヒアリング練習で見てる時に、足元をひたすらチェックしてたら
DEAの捜査官と話しているシーンで、イスに座ってるところが映るので、ワシントン土産の靴下を履いているのを確認できました。
あと、翌日もその次の日も、足元がちらっと見えるんですが、やっぱりあの靴下履いています♪
でも、ジェーン、1足しかプレゼントされてないから、どうしてるんだろう
夜な夜な、靴下を洗って干しているのか・・・
なんか、ジェーンなら連続で同じ靴下履いてそうですよね。

英語の勉強的には、デートのシーンがすごく使えるエピソードかなと思います。

【カテゴリー】あらすじ・感想, シーズン62021.6.19

メンタリストS6-11 白線より:フレーズ紹介

The mentalist(メンタリスト) シーズン6 第11話

WHITE LINES( 白線)

I'm a little out of practice.
ちょっと腕がなまったかな
Let's say 8:00.
じゃあ 8時にね
What's that?
何が?

I'm a little out of practice.

事件関係者であるクリスタル(かなりの美人)に電話番号を聞いたけど
FBIの人と思われてるから、事情聴取のためと勘違いされてしまい
ジェーンがテヘヘって感じで言った一言です

これは久しぶりにスポーツをして、うまくいかないなって時などに
そのまま「練習不足」と言う意味でも使えるフレーズですが
ここでは、ナンパというか、女性に連絡先を聞くなんて久しぶりだからってことで使われてます。
そのほか犯罪捜査系のドラマでは、ドアをピッキングで開けようとしたけど、もたついてる時とかに聞くフレーズ(笑)

Let's say 8:00.

このLet's say は How about と同じような使い方で、8時はどう? って感じです。
後で、次のディナーの約束をしたときに、クリスタルも
Let's say 7:00.
と言っていました。

ただし、待ち合わせの時間を決めるだけならこんな使い方ですが、
Let's say を辞書で調べると
「~だと仮定して」とか「まあ、言ってみれば」の意味の方が先に出てきます

Let's say you're right.

余談ですが、ジェーンって、島でキムとディナーに行くことになった時も
8時って言ってたので、夕飯は8時派なのかな?
私は、ちょっと遅い・・おなかすいちゃうよ~って思っちゃいました(笑)

What's that?

これは、ジェーンが捜査会議中に「でも、変だと思わない?」って言った時に
捜査官が言ったセリフです

What is that の略だから、超簡単な英語でフツーに捉えると
「あれは何ですか?」
ですよね。でも、少し離れたところにあるものを指さして聞いてるわけじゃなく
ジェーンが言ったことに、どういうこと?って感じで聞き返してます。

私の英語力で、これを聞かれたらたぶん、後ろを振り返っちゃいます(笑)
自分の方を見てるけど、「あれは何ですか」って言ってるから、後ろに何かあるの??って。
もちろん、そういう意味でも使われるけれど、
物に対してだけでなく、人が言ったことに対しても「that」が使えるため
「何が?」とか「それ何?」って意味になるそうです

メンタリストでも、何度も出てくるんですが
相手が言ったことを受けて、「それ、何?」ってことなので
文脈によって、訳がだいぶ違います。

物、例えば地図が目の前にある状態なら「それ(その地図)はなんだ」だし
「お前うるさいんだよ」って言われた後なら「は?」とか「なんだと」みたいなことだし
このエピソードみたいに、突然「変だよね」って言われたなら「何が?(何が変なの?)」

短くて、頻出フレーズなのに、ドラマ学習をやって初めて気づいたフレーズでした。

【カテゴリー】ドラマは3文の得, シーズン62021.6.18