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メンタリストS6-21 黒い取引より あらすじ・感想

The mentalist(メンタリスト) シーズン 6 第21話

BLACK HEARTS( 黒い取引)

※ネタバレを含みますのでご注意ください

前回、遺体が発見された医療センターを捜索すると
流れ作業のように臓器を摘出する業務と化していることがわかります

拘置所にいたカシミ兄弟も殺され
押収したトラックの所有者の特定にもてこずる中
それでもチョウは、もう1台のトラックに乗っていた女性たちを救出するため奔走します

一方、パイクの計らいでDCから仕事のオファーも受けたリズボンは
いよいよ決断を迫られます

医療センターの関連者を調べていたワイリーは、マイケル・リドリーという
医療センターだけでなく、押収したトラックを所有する会社のオーナーでもある人物にたどり着きます

ジェーンとリズボンが話しを聞きにたずねますが
「なんという偶然だ」とはぐらかされ
2人が帰った後、リドリーは手下のアンソニーに後始末を命じるのでした

鑑識の調べでDNAから、7年前に医師免許を失った男
アレグザンダー・ラークの関与が浮上します

ラークの娘、エイプリルから情報を得て、チョウとフィッシャーが逮捕に向かうのですが
後始末に来ていたアンソニーが仕掛けた爆弾で3人とも負傷してしまいます

しかし命には別条はなく、ラークから
人身売買と臓器売買について事情を聞くと
少なくとも6年前から、組織的にそして業務的に犯行は繰り返されていたのです
この証言を受け、リドリーを逮捕するのですが、すぐに保釈されてしまいます

出てくるのを待ち構えていたジェーンに、リドリーは
悪事は犯していない、重要な人々の命を救うためだと言い切るのでした

アボット達はラークから、さらに情報を聞き出そうとします
顧客についてはリドリーがパスワードを掛けたPCで管理していて
知らないと、言うラークでしたが
偶然見かけたナイジェリア人の客こと
そして手下の腕にタトゥーがあったことを白状します
しかし、翌朝、拘置所でラークが首をつっているのが発見されます
傍らには、前夜アンソニーが盗んだ、ラークの娘エイプリルのネックレスがありました

ラークという大きな手掛かりを失いますが、ナイジェリア人の情報を追い
リズボンとフィッシャーは宿泊先に向かいます。
ところが、リドリーから連絡を受けて出国した後
万策尽きたリズボンがジェーンに状況を伝えると「いい案がある」と協力を頼まれます

ジェーンは証拠保管庫で、医療センターから押収したものをいくつかポケットにしまい込むと、リドリーに会いに行きます
そして隙を見て、薬を盛り、医療センターへと連れて行きます

意識が朦朧としているリドリーが見たのは
手術着を着たジェーンとリズボンが、ベッドに縛られた男性を生きたままメスで切り裂く姿でした
しかし、リズボンが手にしていたのは血のりを含ませたスポンジ

呻きもがいていた男性が力尽き、だらりと下がった手には、アンソニーのタトゥがあります
血だらけのジェーンがメスを持ってリドリーに近づくと
なんでも話すから止めろ
とリドリーはPCのパスワードを白状するのでした

もちろんこれは違法捜査のため、リドリーは弁護士と共に抗議しますが
ジェーンは「彼は終身刑だ、僕なら減刑のために話しをでっちあげる」と否定します
リドリーは「彼は部下のアンソニーを殺した」と主張しますが
アンソニーは今まさに、生きて留置場にいると知らされるのでした

そのころ、ワイリーは楽しそうに腕のタトゥを消しているところでした
リズボンとジェーンはアボットから真偽のほどを問われますが
ジェーンはごく自然に否定し、アボットもジェーンを退室させますが
リズボンだけ残されます
そして「ジェーンはうそつきだ。でも君は違う、誠実で良い人間だ。」と言い
もう一度、リドリーの申し立てについて尋ねます
しかし、リズボンは「ジェーンの言ったことは本当です」とウソをつきとおすのでした

船の行方を追っていたチョウの方はというと
30人の女性たちを救出することに成功していました
ついに、ダニエラとエイミーは再会を果たしたのです

アボットの部屋から出てきたリズボンはパイクに
あの仕事を受けることにしたと伝えます
とうとうDC行きを決断したのです
するとパイク、今度は「結婚してくれ」とプロポーズします
新たな大きな申し出に戸惑うリズボンに
「君は手ごわいな」と再び考える時間をくれるパイク

リズボンはカウチで本を読んでいるジェーンに歩み寄りますが
「アボットをだませた?」とパイクとのことには気づいていない様子のジェーンに
何も切り出せず、「また明日」と帰るのでした

感想

ラーク役のロバート・ジョイ(Robert Joy)はCSI:NYで検視官のシドを演じていた方です
あの便利メガネが印象的な、優しいシドがぁ!
でも、善悪の違いはあれどやっぱりお医者さんなんだねぇって思いました

しかし、こういうビジネス化してる犯罪が一番恐ろしいですね
シリアルキラーとか猟奇殺人よりも、どこかで進行中な気がしてゾッとします

ようやくエイミーを見つけ出したチョウの優しい笑顔が救いでした

チョウと言えば、リズボンとの休憩室でのシーン、良かったなぁ
まぁ、リズボンが求めてた回答ではなかったと思いますが・・・
めっちゃいい話ししてます。そして、照れ隠しか「昼飯の時間だ」って感じで
さっさと行っちゃいます(笑)

ああいう時、決断を尊重してくれるのはありがたいけど
相談したいってことだと思いますよ、チョウ捜査官!
付き合いも長いし、忌憚のない意見を言う人だから
リズボンも何かズバッと言ってくれる気がしたんじゃないでしょうか
「こんなに迷うなんてあなたらしくない 本当に行きたいんですか?」
とか、素朴な疑問って感じで言って欲しかったなぁ

リズボンは、この違法な作戦に協力したことで
このままジェーンといたら自分はダメになる
と思ったからこそ、DC行を決めたんだって思ってたんですが
今回、もう一度見返してみて、ちょっと違うのかもって気がしてきました

ます、チョウにDC行き(たぶん止めて欲しかった)の話をしたとき
CBIに来た時、辞めたかったけど、あなたの仕事ぶりを見て思いとどまった
って言われたり、アボットにも「君はうそつきじゃない」と言われ
2年前のことも、大陪審での黙秘のこともふくめ、ジェーンを守るためには
自分が本来持っていた正義感や信念を曲げてしまっていることを痛感したんだと思うんです
それって、認めないようにしてたジェーンへの想いを自覚することでもあったのかなって。

正直に話せばジェーンも、おとがめなしとはいかないだろうから
最後にもう一度、ジェーンを守るためにウソをつきとおす覚悟を決めた
でも、誠実な自分を信じてくれてる仲間を裏切ってしまったから
もうその人たちと働く資格も、ジェーンと働き続けたいと言う権利もない
ケジメとしてここを去る決断をした、ということなのかな~なんて。
うーん、でもこれは時代劇好きな私の日本人的発想なのかなぁ。

ウソが下手なリズボンは、最初の「No」の時は、私にもバレバレな動揺したNoでしたが
一人残されて、再確認された時の No に、そんな思いを感じてしまいました

4月から始めたスクリプト勉強法で見返してきたメンタリストの第2章
ついに次回、シーズン6の最終話です~
ここまで来たかぁ
20話の「黙秘します」きかっけでスクリプトの存在を知り
22話のセリフを全部ちゃんと知りたくて、始めたお勉強なので感慨深いです
と言っても、まだたったの14話分、全体の10分の1しか終わってないんですけどね(笑)

【カテゴリー】あらすじ・感想, シーズン62021.7.27

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