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メンタリストS6-20 白いテーブルより:フレーズ紹介

The mentalist(メンタリスト) シーズン 6 第20話

IL TAVOLO BIANCO( 白いテーブル)

I plead the fifth.
「黙秘します」
I'm out on "bail".
ああ 今は"保釈中"
I'm pulling for you.
「可哀そうに」

I plead the fifth.

これは日常会話では絶対使わないフレーズだし
ドラマでもそんなに出てこないと思うんですが
このセリフがきっかけで、スクリプト勉強法を始めたので、外せないフレーズです

黙秘って英語でなんて言うの?と思って、英語音声に切り替え
10回聞いても何言ってるかわからず・・・
でも、どーしても知りたくてネットで調べまくるうち、スクリプトの存在を知ったんですよね~
こう言ってるとわかって聞いても、よく聞き取れないんですけどね・・・

なんで fifth 5番目なの?って話しですが
憲法修正第5条に黙秘に関する内容が載っているから
こういう表現になるそうです
日本語訳では「黙秘します」ですが、「修正第5条を行使します」みたいな

ちなみに、後半で「黙秘したわよ」ってセリフが出てくるんですが
I pled the fifth
と過去形で言ってました。

I'm out on "bail".

これも日常会話では使わないフレーズですが
bail 保釈 は犯罪捜査系のドラマではよく出てくる単語です

でも、これをピックアップしたのはフレーズそのものじゃなく
bailが ダブルクォーテーションで囲まれてるのがポイントです

実際に話しているシーンを見ると、ジェーンが「エアクオート」のジェスチャーをしています
顔の横か、やや上くらいで、両手でピースの形を作って、指を2回曲げるしぐさです
(文字で書くとわかりにくいので、ぜひドラマの中で注目して見てみてくださいね)

これ、日本ではほとんど見かけないジェスチャーですが、アメリカのドラマを見てると
時々、見かけるのでご紹介

その名の通り、エア(空中でやる)クオート(引用)で
単語や文節にカッコを付けたい時にするしぐさなので、
なんでカッコを付けたいのかによって、意味するところ変わってきます

例えば、「彼が”あのヤロウ”って怒鳴ってた」なんていう時
”あのヤロウ”なんてひどい言い方なので、
私が言ってるんじゃなくて、彼の言葉をそのまま引用してますよ
ってわかるようにしたり

相手が言ったことを、皮肉やからかうために繰り返す時に
「僕はもう立派な大人だもん!」「そうだね、”立派な大人”だね」
って感じで使ったり

今回の保釈のように、いわゆる保釈ってやつだねって感じで
意味深な感じを出したり、注意を引くために使ったりしています。
だから、フィッシャーも同じしぐさをしなが
「W-what does "bail" mean?」と聞き返しています
吹替では「なにこれ どういう意味?」とわかりやすくしてくれてました

初めてこのしぐさを見た時は、たまたま恋人が怒ってるって話しだったので
しばらく、頭に角が出てる「プンプン」ってしぐさなのかと思ってたんですよね~
知らない方も多いかなってことでご紹介でした

I'm pulling for you.

吹替では「可愛そうに」となっていましたが
文章の意味としては、「応援してるよ」とか、「成功を祈ってる」
ということだそうです
Google翻訳だと「私はあなたのために引っ張っています」と出てきますが(笑)

辞書でも「pull for」で支持する、声援する、成功するよう励ます
とありました
応援する、ということなら背中を押すイメージで push の方がピンと来るんですけどねぇ
命綱を投げて引っ張ってあげるって感じなのかな・・・

このエピソードでは、大陪審のことを聞いたパイクが、もちろんおとり捜査とは知らずに
ジェーンに言ったセリフです。やっぱ良い奴です

【カテゴリー】ドラマは3文の得, シーズン62021.7.20

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