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メンタリストS6-16 すみれの花束より あらすじ・感想

The mentalist(メンタリスト) シーズン 6 第16話

VIOLETS( すみれの花束)

今回は感想交じりでストーリー紹介します。
ネタバレありなのでご注意ください

白昼堂々、画廊に強盗が押し入る事件が発生。絵画的な価値はないが、思い出の絵を盗まれそうになったため、オーナーが止めようとして殺されてしまいます。

この事件を担当するのはFBIでも絵画などを専門に扱うチームですが、偶然、彼らのフロアが改装中、ということでジェーン達のいるフロアーを間借りしていました

さりげなく立ち聞きしていたジェーンが事件に首を突っ込んでいきます
今回は、裏のない、心から愛し合っていたご夫婦が被害者ということでジェーンの優しさからなんですけど・・・
あぁ。試練の時が来ましたよ~。マーカス・パイクの登場です。
先を知ってる身としては、ジェーンが「飛んで火にいる夏の虫」状態に見える(T T)

まずはパイクの良いところから(悪いところなんてあんまりないんですけどね)
突然、乱入してきたジェーンに、たいていの人は「何なんだ君は」ってなるんですが
戸惑いながらも、立ち上がって自己紹介する礼儀正しさ
縄張り意識の強い人だらけなFBIの人なのに、ジェーンが事件を手伝おうかって言うと
殺人は普段扱わないとはいえ、素直に「助かるよ」って受け入れてくれます
なんて・・・なんて良い人なんだよ、パイク!

後付けでアボットの了承を得たジェーン
さっそくパイクが事件の概要をパイクが説明しているのですが
若干遅れて現れたリズボンは、なんかニヤついて見える
きっと、「あら、イケメン」と思っている。。
ジェーンはカウチで、資料を見ながら聞いているんですが
ここでソックスポイント!例の靴下と思われるのを履いてます。くぅ、切ない。

犯人の一人、プラスキの行きつけのバーはわかったものの
尾行すればって展開に、ジェーンが「もっと楽しい」作戦を提案します
ここでも、具体的なことは言わないジェーン流に
パイクは苛立つこともなく「全く理解できないんだが」「美術品なら用意できるよ」と
適応能力の高さも見せつけてくれます
フィッシャーはこの域にようやく達してきたところですよ?

作戦に使うための絵を見に、証拠保管庫に行くのですが、リズボンはやっぱりパイクが気になってるんでしょうねぇ
普段から、チーム外の人と働く時、リズボンは礼儀正しく、気さくな人ですが
笑顔が輝いてる感じだし、ウィットに富んだ会話しちゃってます
パイクの受け答えも素敵
ちょっと、ちょっとジェーン、「I love you, Agent Pike.」じゃないのよ
二人が楽し気に会話にてるのには気づいて割り込んだ感じではあったけど、危機感はないジェーン
絵画を見て回ってたせいもあるでしょうが、リズボンは僕のもの~って油断してるのか??

そしてしばらく経ち、いよいよ作戦の準備が整います
ワイリーがすっかりジェーン流に染まっております(笑)
作戦に必要な服などをみんなに配って「お楽しみのスタートだ」☆

まずはアボットが同じボクシング好きとして近づき
チンピラ役(だけど私服でOK)のチョウがケンカを吹っ掛け
ジェーン達が待ち構える豪邸に誘導していきます

FBI本部では、ワイリーとパイクがその様子を見守っていますが、ここでもパイクはすっかり馴染んでます

玄関では、”ボスの女”役のリズボンが出迎えます
そしてボス役のジェーンの元へ
堂に入った演技のジェーンと、オーバー気味のリズボンのやり取りが可愛いシーンですが
本部ではパイクが「二人は付き合ってるの?」ってワイリーに探りを入れている~!

そして、プラスキを誘惑する担当のフィッシャーは、リズボンとは対照的に
あの楽園のような島での出来事も納得!な演技で、プラスキを寝室に連れ込みます

ジェーンのキャスティングもさすが、お見事ですね。
もちろん、自分の恋人役はリズボンに決まっちゃってるんでしょうが
誘惑する役は、「やらせたくない」と「ムリだろうね」が混ざってそう(笑)

そして、寝室にジェーンが入ってきて、プラスキはがっかりですが
部屋に飾ってある絵に気づき、自分のボスに連絡します
パーティがお開きになると、プラスキのボス、マッケイが現れ、
部屋に掛かっている絵は本物で、数年前に盗まれたものだと指摘
自分のシマであるこの街から出ていくか
次の仕事で組ませるか、痛めつけられたいか・・・と脅してきます

今狙っているマネの「すみれ」で組むことで合意してこの日は別れます
ジェーン達は作戦中なので引き続き、このお屋敷に宿泊

当然、立派な寝室をリズボンに譲ったジェーンですが、ジェーンの場合はベッドよりリビングのソファの方が自然(笑)
大きめのシャツだけ着たリズボンが、見回りに降りてきて
ジェーンに毛布を掛けてあげるんですが、このシーン好きです♪

無造作にかけるんじゃなくて、じっと見つめて優しく掛けてあげてるのが
お母さんのようでもあり、愛おしそうでもあり、良いわ~
その後のジェーンをちょっと長めに映すが意味深です。
実は起きてて、ちょっとニヤってするのかと思いきや、どうも寝てるっぽい。
この後で、リズボンとパイクが良い感じの会話を電話でするとも知らずに
スヤスヤ寝てるってことなのかなぁ。こっちは切ない・・・

で、リズボンは定期連絡風に、FBIに電話しますが、出たのがワイリーじゃなくパイクで
おなかすいちゃったわ、
パンケーキはどう?ワッフルの話はやめておこうかな
なんて、洒落た会話を繰り広げてます

そうです。リズボンは別に、肉食系ってほどじゃないし、人の恋愛状況に鈍いところもあるけど
恋愛に興味ないわ!って感じでもないんですよね。
イイ男が良い感じにアプローチしてきたら、OKなのです
そして、パイクは顔も良いし、性格も良いし、会話だって気が利いてる・・・

(私にとっての)辛い時間が終わり、FBI本部のシーン
アボットがジェーンから頼まれたものリストをフィッシャーに渡すのですが
「マーチングバンド?」
と一瞬驚きつつ、「了解」というフィッシャー
成長したな(なぜか上から目線)

そして、計画続行です
スミレの下見に向かう3人
ここでジェーンが

He couldn't express his love to her in words

※彼=マネ、彼女=マネの弟の妻

って言ってるんですよねぇ。
もちろん、深い意味はなく、絵の解説をしてるんですが
視聴者的には、このエピソードのタイトルもスミレだし、ジェーンの気持ちを暗示してるのねって思いますよね~

話しを戻しましょう。ジェーンも見抜いている通り
実はマッケイは一緒に仕事をするつもりはなく
これは、留守の間にプラスキに豪邸から絵を盗ませるための計画だったのです

しかし、絵はすでに金庫の中
ジェーン達を豪邸に送ったあと、プラスキと落ち合ったマッケイはそのことを知り、手荒な手段に出ることにします

また、この時のセリフが切ないんですよねぇ
プラスキが「暗証番号を教えなかったら?」と聞くと
マッケイは

He acts like he doesn't care about anything,
but I see the way he looks at his girlfriend.
That's the soft spot.

と言っています

soft spot は「弱点、弱み」と訳せますが
「ぞっこんだ」とか「愛着がある」という意味合いもあります

百戦錬磨の悪党は、もしかしたらジェーン本人も自覚してない
リズボンへの想いを見抜いちゃったわけですよね

さて、ジェーンの作戦の内とも知らずにマッケイたちが豪邸に乗り込んできます

金庫を開けさせ、絵画を取り出しますが
ジェーンの様子から追跡装置が付いてることに気づき、それも外して逃亡
ここで、手下役のアボットとパイクが突入してきますが
マッケイはまんまと逃亡

裏路地に入り、トラックや”マーチングバンド”に行く手をさえぎられつつ、大通りに出ると、タクシーを見つけて乗り込みます
しかし、このドライバーはワイリーなのです♪

全てはジェーンの作戦通り
いくつかの(あえて用意された)障害をクリアしたマッケイが
安心してアジトに向かうよう仕向けていたのです

取調室で、「マーチングバンドは何を演奏してた?”テキサスの黄色いバラ”リクエストしたんだけど」
と楽し気に話すジェーンなのでした

事件解決記念のピザをチョウが復活させ、休憩室で広げているのですが
そこにジェーンの姿はありません
パイクは「ピザって気分じゃないな・・・パンケーキなんかどう?」と
リズボンを誘います。そしてリズボンも「良いわね」と(T T)

そのころジェーンは
ヘニガン夫妻の思い出の絵画を、妻のシルビアさんに返していたのです。
珍しく良いことをしている隙に、リズボンとパイクの仲が進展しちゃうなんて~
情けは人のためならず、じゃないのかぁ!
日頃の行いの悪さが打ち消してしまったのかもしれません・・・

気分よく、ブルペンに戻って来たジェーンが
「さて、どこ行く?」と声を掛けますが
リズボンとパイクはまさに、出かけようとしているところで気まずい雰囲気
ジェーンはもちろん、すぐに察して「楽しんでおいで」といつものカウチに腰掛けます

しかし、その表情からはさっきまでの幸せな感情は全部消えて
打ちのめされたように、うつむくジェーンなのでした

くぅっ・・・つ、辛い!
はぁ~耐えられん

Jisbon愛好家にとっては、仮初めの恋人姿が堪能できつつ
ところどころでぶん殴られるようなエピソードです
感想を交えずにあらずじをまとめられず、長くなってしまいました^^;

最後に、ジェーンがかわいかったポイント。いくつもありますが
マッケイが絵を持って逃げた後に
「One, Mississippi… 」
って数えてるのがベストでした
※子供が「いーーち、にーーーい」ってゆっくり数える時に、英語では間にミシシッピを入れるそうです

ここからシーズンフィナーレまで、ジェーンと一緒に
いーち、にぃーいって数えながら
がんばって耐えましょう~

【カテゴリー】あらすじ・感想, シーズン62021.7.10

メンタリストS6-16 すみれの花束より:フレーズ紹介

The mentalist(メンタリスト) シーズン 6 第16話

VIOLETS( すみれの花束)

Be back in two shakes, babe.
大丈夫 すぐに戻る
Slow and steady opens the safe.
急いては金庫は開かない
I'm not really in the mood for pizza.
僕はピザの気分じゃないな

Be back in two shakes, babe.

ジェーンが、強盗犯マッケイに「2階へ行け!」と言われた際に
恋人役を演じているリズボンに言ったセリフです

英語字幕を見たとき、ジェーン達はシャンパン飲んでるし、
シェイク=カクテルを指してるのかな?って思ったんですが
辞書を調べたところ
「 in two shakes of lamb's tail 」
というイディオムがありました。
子羊がしっぽを2回振るくらいのはやさ、ということで「すぐに」という意味だそうです

「すぐ戻る」という表現としては
I'll be right back.
をよく見かけるんですが、こんな言い方もあるんだなぁというのと
銃を突き付けられた状態で、あえてこんなセリフを言うのがジェーンっぽいなっということで

Slow and steady opens the safe.

これもジェーンらしいセリフで
「さっさと金庫を開けろ」って脅されてる状況で
本来の言い回し「Slow and steady wins the race.」を文字ってます

本来の言い回しは、ウサギとカメから来たことわざで
急がば回れ、急いてはことを仕損じる
という意味合いの言葉だそうです

wins the race を opens the safe にしてるんですね。ちゃんと韻を踏んでる・・・
バカにしてるのか!って撃たれちゃいそうですけど(笑)

吹替では「金庫を開けるには 急がず着実に」
字幕では「急いては金庫は開かない」
となってたので、これは何か文字ってるな、と思って調べたセリフでした

これはジェーンのセリフの方じゃなく、元ネタの方を覚えないといけませんね

I'm not really in the mood for pizza.

in the mood for で「~な気分、~したい気分」というフレーズ
リズボンをデートに誘うため、チョウが買ってきたピザを否定するパイクへの怒りを感じつつ(笑)
便利フレーズなので、ピックアップしました

I'm in the mood for dancing という有名な曲があるので
ご存じの方も多いかもしれませんね。

余談ですがこの歌、ふとした時にテレビで流れてたりするので
なんとなく「アイミーンザムーンフォダーンシーン ロマーンシン ・・・・」って聞こえてました
(その後はもう聞き取る気がない)
で、なんとなく「月で踊ってて ロマンチックでしょ」ってイメージでした(笑)

英語のお勉強中に、この「in the mood for」を見て、初めて気づきました
「あの歌、もしかして moon じゃなくて mood って言ってたのか?」と。
ちょっとシュールなイメージでいたのに、ただ踊りたい気分だったなんて・・・

【カテゴリー】ドラマは3文の得, シーズン62021.7.9