リズボンが拘置所から電話してきて、ジェーンに状況報告をしているシーンから
Jane
How you holding up?
調子どう?
Jane
Roommate troubles?
ルームメイトとは?
Lisbon
It's like we're doing the cha-cha --
どうも上手くいかない
Lisbon
I take one step forward, she takes one step back.
一歩近づいたら 向こうが一歩下がるの
Jane
Does she have any friends?
彼女 友達は
Lisbon
She likes picking fights a little bit too much -- a loner.
ちょっとケンカっぱやいところがあって 一匹狼
Jane
Oh, well, she needs a friend.
友達は必要だ
Jane
We all do.
みんなそう
Lisbon
You have not met this girl.
いえ あなたはわかってない
Jane
Oh, a tough cookie, likes to hide her emotions under a hard veneer?
手ごわいんだろ? 気持ちを分厚い壁で隠してる
Lisbon
Yeah.
そうね
Jane
Yeah, I think I've met a woman like that before.
前に そういう女性にあったことあるな
Lisbon
Is that so?
そうなんだ
Jane
Uh, you want to know how I got her to lower her guard?
でも その人の壁をとっぱらったよ
Lisbon
How?
どうやって?
Jane
Uh, I lowered my own.
僕自身の壁をとっぱらった
英語のはなし
How (are) you holding up?
吹替の訳では「調子どう?」となっていますが、「調子どう」にもいろいろな表現があって
How (are) you doing? とか How's it going? とかメンタリストでもいくつか出てきます
で、今回のはあまり見かけないな、と思ったら、軽い「調子はどう?」よりは
辛いことがあった人、例えば見内を亡くしたとか、大けがをしたとか
そんな人に声を掛ける時の言い方だそうです
どうやってその状況に耐えてるのって感じで、「大丈夫?」というニュアンスだそうです
a tough cookie : 固いクッキー・・ではなく、転じて手ごわい人(基本女性を指している)、気丈な人
veneer : ベニヤ板
発音がだいぶ違いますが、ベニヤは和製英語じゃなかったんですね~
お気に入りポイント
この会話は、もちろん途中からカップルトークって感じになるところとか
その時のジェーンスマイルが大好きなところなんですけど
英語のセリフの面白さが特にお気に入りです
日本語に直接的には訳しにくい表現が多いから、吹替のセリフは意訳という感じなので
英語のスクリプトを見る楽しさがありました
調子どう?も英語のセリフで見ると、ジェーンが獄中にいるリズボンを気遣っているのがわかるし
リズボンの「どうも上手くいかない」ってセリフの時も
doing the cha-cha チャチャを踊ってるみたい
と言ってて、しかもリズボンの話し方だと、こんなセリフも妙に甘く聞こえるんですよねぇ
リズボンの、媚びないキャラなんだけど話し方は艶っぽい感じ、憧れます
コメントの投稿