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メンタリストS6-10 緑の屋上庭園より あらすじ・感想

The mentalist(メンタリスト) シーズン6 第10話

GREEN THUMB( 緑の屋上庭園)

※ネタバレを含みますのでご注意ください

FBIの条件で働くことを拒否し続けているジェーンは、3ヶ月経っても拘置施設に監禁状態。
しかし、国の安全にかかわる誘拐事件で、被害者の妻ディファイアンスが霊能者を要望してきたことで
FBIはジェーンの助けが必要になり、リズボンに協力をあおぎます。
リズボンが迎えに来たことで、捜査協力をすることにしたジェーンでしたが、現場に出向くとディファイアンスをうまく誘導し、逃亡してしまいます

しかし、ジェーンは姿をくらます気はなかったようで、アボット宛の手紙を投かんすると、自分の名前を道路に大きく書き、ホットドッグを食べながら、FBIの到着を待つのでした

FBIはジェーンとのコンサルタント契約を白紙に戻すことにしますが
「屋上の遺体は見つかった?誘拐の被害者は、誘拐されてない。殺人犯だ。」
と言うジェーンの言葉通り
エイベルが姿を消したのと時を同じくして、連絡が取れなくなっていたディファイアンスの霊能者、クレオの遺体が発見されます
上層部の意向により、ジェーンは再び捜査に戻ることになります。

ジェーンの推理では、被害者と思われていたエイベルは
妻とクレオの浮気に気づいて殺し、遺体を屋上に埋めて逃走しているはず
ところがFBIに身代金を要求する手紙が届き、チームは再びブルックリンの現場へ向かいます
そして殺害された霊能者クレオは偽名で、実は詐欺師だったことが判明
寝室にいたのは、浮気ではなく、偽の霊視のための下調べをしていたからと気づきます

しかし、それなら誰がエイベルを連れ去ったの?と聞くディファイアンスに
彼はこの建物の中にいて、生きてるというジェーン

これまでにも通路を通るたびに、のぞき穴から様子をうかがっていた
このビルのオーナー グエンの部屋へ行き、エイベルを発見するのでした

ジェーンの型破りだけど、見事な手法を体感したアボットは
無期限の契約をしたいと申し出ますが、条件の交渉に応じるつもりはありません
ジェーンの方も折れるつもりはなく、「手紙楽しんで」と言い残し、拘置施設に戻ることに。

急いで郵便物を確認したアボットは、ジェーンが逃走中に投かんしたあの手紙を見つけます
中にはブレイク結社のメンバーリストが一部黒塗りされた状態で入っていました

アボットはジェーンを追いかけ、名前を聞き出そうとしますが
ジェーンはその情報がマスコミに知られたらどうなるか・・・と駆け引きに出ます
自分の条件を飲めば、契約満了時に名前を教える
と言うジェーンに「さっさと行け」と突っぱねるアボット

しかしその後、拘置施設に戻ったジェーンをリズボンがたずねてきます
FBIが全面的に折れ、ジェーンの条件を一つ残らず飲むことになったと伝えに来たのです
「僕にいつから来いって言ってた?」
と聞くジェーンに
「私たちに、よ」
と答えるリズボン
こうしてめでたく、コンビ復活です!

感想

前回の9話とはうって変わって、いかにもメンタリストなエピソードでしたね。
しかし、リズボンが、「ジェーンのエキスパート」って扱いなのが小気味いい(笑)

本当はリズボンだって、散々振り回されて、苦労してるんです
代わりに偉い人から怒られたり、後始末に奔走したり、
何より、勝手ばかりしてるジェーンのことを、いつも心配しながら見守って来たのです

だから、フィッシャーに「力を貸して、なぜ長いこと組めたの?」と聞かれた時

Welcome to my life.

と素直に答えていて、なぜ長年組めたのかは自分でもわからない、と言っています。

とはいえ、FBIが自分たちの思惑通りに動かそうとすると、ジェーンはテコでも動かない
3ヶ月、隔離されたって屈しなかったのに、リズボンが呼びに来たら「連邦捜査官のお通りだ」って、ニコニコしながら出かけていっちゃう

他にも、Jisbon愛好家にとっては、キャッキャッ言っちゃうシーンがちりばめられておりました♪

久しぶりに外に出たジェーンが、ホットドッグの屋台を見つけた時も
「20ドルある?」と聞かれて、ごく自然にお金をあげるリズボン
もう親子状態(笑)
それに対してフィッシャーは、お会計後だってお構いなしに現場へ向かわせます

あと、飛行機のシーンも大好きです
最初、飛行機に乗るとき「通路側ね」と言うジェーンに
フィッシャーは、「こっちで決めるわ」と、とにかく言いなりにさせようと必死
シーズン1のころのリズボンを思い出しますが、ここまでじゃなかったからこそ今の信頼関係が生まれたんでしょうね~

そして、逃亡後、再び飛行に乗った際は
ちゃっかりリズボンの隣、しかも通路側をゲットしてるジェーン(笑)
リズボンも怒ってるのに、通路側に座らせてあげてます

フィッシャーとの格の違いを見せつける演出が、光ってる♪
もちろんリズボンは「こうするのよ」って見せつけるんじゃなく、ごく自然にやってるだけですが、一朝一夕ではない二人の歴史があればこそ。

ジェーンの身柄を引き取りに来たフィッシャーが、
取引は白紙、殺人罪で起訴されるわよ、と言った時でも
寝転がったまま、どこ吹く風って感じだったのに
リズボンに「あなた また逃げたのよ もう一生戻らないかと思った」
と真顔で言われた時は、シュンとなって素直に謝るジェーン

一応、なんでもお見通しのはずのジェーンですが
リズボンが怒ってる理由は、聞かないとわからないのもツボです
ジェーンにとって、リズボンは一番の理解者で、絶大な信頼を置いているから
多少、面倒を起こしたって許してくれると思ってるし
自分の面倒をもう見たくないって思ってるかも、なんて考えもしない
実際にはリズボンはそんなこと思ってないから、読み取れなくて当たり前なんですが
リズボンの気持ち、少しは考えてあげてよって言いたい^^;

最高なのは、最後の、靴下あげるシーンです。何回見たことか(笑)

「お気に入りの会話集」で紹介しているので、良かったら下記関連リンクから見てください

英語の勉強のため、1個のエピソードを何回か見てるわけですが
こうやって見返すと、リズボンの魅力も再発見しています
もともとは、ジェーン愛が強かったし、今ももちろんジェーンの笑顔が大好物ですが
ついついジェーンに目を奪われてたところから、リピートで見るうちに、リズボンにも注目できて、「なんか・・・リズボンってめっちゃ可愛くない?!」と
萌えポイントがどんどん増えて行ってます。

【カテゴリー】あらすじ・感想, シーズン62021.6.15

メンタリストS6-10 緑の屋上庭園:お気に入りの会話「靴下くれるの?」

The mentalist(メンタリスト) シーズン6 第10話

GREEN THUMB( 緑の屋上庭園)

ジェーンがアボットと駆け引きをしたことで、ついにFBIがジェーンの条件をすべて飲んだことをリズボンが知らせに拘置施設に来たラストシーンの会話です
コンビ復活の記念すべきシーンでもあり、今後私が勝手に何度も話題にする靴下が登場するシーンでもあるので、外せない会話です♪

Jane

Did they tell you when I start work?

Lisbon

When we start.

Jane

We?

Jane

What about your job?

Lisbon

Nah. It was boring.

Jane

Yeah, I told you.

Lisbon

Yeah, but you had no right to.

Lisbon

It's my life and I'll decide what to do with it.

Jane

And you decided correctly.

Lisbon

There was never any choice.

Jane

Oh, come on. It'll be fun. Let's see what kind of trouble we can make.

Lisbon

I got you something.

Jane

For me?

Lisbon

Mm-hmm.

Jane

You got me socks.

Lisbon

Handmade in Washington.

自分用のは、リズボンが部屋に入って来たところから丸ごとお気に入り会話としてるんですが、長いし、汎用性のない文章ではあるので、短めバージョンをご紹介です。
実際にドラマのシーンで見ると、結構ジェーンのセリフは最後の方がささやき調で聞こえないくらいのところもありますし、長い文章だとスピードも速くてセリフを暗記してても全部の音は聞き取れなかったりします。
でも、最後にジェーンが靴下をほっぺにスリスリして愛おしそうにしてるのを見ると、毎回ほっこりして、英語学習のためにリピートしても、全く苦にならないシーンです♪

英語のおはなし

日本語と英語の違いを感じたのが、最初の2行でした。日本語だと主語を省略することが多いですが、英語ではきっちり言うからこその言い回しって感じですよね。
ジェーンが when I と言ったのを受けて、リズボンが when we と返すことで、一緒に働くことにしたんだよ~ん、と伝えてるのが洒落てる。

それとプレゼントの言い回しも got で表現するんだなぁと勉強になりました
自力だと「I have a present for you.」くらいしか出てこない。。一応これでも言いたいことは伝わるはずですが、ネイティブはこんな言い方しないってことですよね~

お気に入り(萌え)ポイント

最初見た時は、ジェーンは「なんで靴下?」と思いながらも、(私は吹き出しました)
礼儀正しく喜んでるのかと思ったんですが
靴下を頬ずりしてるところを見ると「sweet」って思ってる感じですね♪

この靴下って伏線回収というか、第9話の最後の方で、チョウがジェーンに「靴下は?」って聞いてるんですよね
南の島から帰国したジェーンは、ここまでずっと裸足に革靴スタイルだったんです。
(道路にスプレーで字を書いてるシーンがわかりやすい)

リズボンもそれには気づいてて、そうだ靴下買っていってあげようって思ったのかなぁ
吹替では「ワシントン州土産よ」ってなってますが、英語では「ハンドメイド」と言っています。
スーツに合わせるにはちょっと・・・なハンドメイドの靴下、しかも1足(笑)をコンビ復活のお土産に買ってくるリズボンのセンス・・・最高すぎる(笑)
しかもウケ狙いではない、「良いでしょ」って表情で、本当、キュートなシーンです。

そして、これ以降のエピソードでジェーンはちゃんとこの靴下を履いているのですぅ♪
そんなシーンを見つけたら「ソックスポイント」として、ご紹介したいと思います(え?いらない??!)

【カテゴリー】お気に入りの会話集, シーズン62021.6.14

メンタリストS6-10 緑の屋上庭園より:フレーズ紹介

The mentalist(メンタリスト) シーズン6 第10話

GREEN THUMB( 緑の屋上庭園)

※ネタバレを含みますのでご注意ください

There's nothing like a take down with Jane.
ジェーンの逮捕は鮮やかよ
I mean, they mean well.
でも 悪者じゃない
How'd you know?
なぜわかるの?

There's nothing like a take down with Jane.

There's nothing like ~ で 「~に勝るものはない」「~に限る」と言う意味になります
~のところに好物を入れて、
There is nothing like a cup of tea on a cold night.
寒い夜は紅茶に限るわ、なんて言えそうですね。

飛行機で「一生相棒になるなんて まっぴらごめんだと思ってるかもしれないでしょ」って怒ってたくせに、ちゃんと評価してることを、口に出して言えちゃうリズボン、良いですよね♪
ジェーンも、「照れるな」とかわいい笑顔を見せてました。

I mean, they mean well.

mean が2回出てきますが、それぞれ違う意味です
最初の I mean は本当によく出てきます。

その前のセリフを受けて、補足する感じで「つまり」って使われることが多いですが
「そのぉ」くらいの感覚で、吹替なんかでも特に訳されもしてないことが多いです。

mean well の方は初めて見たので、調べたところ「悪気はない」「善意でやってる」と言う意味でした。
このセリフが出て来たシーンでは、先にジェーンが、FBIを信用していない人に同調するかたちで「You can't trust these guys.(FBIは信用できないしね)」と言ったあとで、でも善意でやってるんだよ、悪者じゃないよって付け足したセリフです。

mean = 意味 と一番最初は覚えて
その後、意地悪、って意味もあると知ったんですが
さらに、悪気はないってことまで言えちゃうなんて、meanって奥深い単語ですね~
単語の核になる意味、イメージをわかってないと、応用が利かないと痛感するフレーズでした。

How'd you know?

これは、ジェーンがよく言われるセリフなので早めに取り上げておきます

「'd」が何を省略してるのか調べたところ
How did you know?
How would you know?
のどちらかだそうです

どうしてわかったの?という意味なのは同じですが
Wouldだと、「いったいどうやってわかったんだ?!」と驚きが増すようです。

How do you know? と現在形で聞くこともあって、didとdoの出現頻度はどちらも60回くらいと大差ありませんでした。

後ろに名前が入ると、意味が変わって、その人とどういう知り合いかを尋ねていることになるんですが、日常会話ならその人は普通生きてるので、現在形
「How do you know Taro?」
で聞きますけど、ドラマだと被害者の聞き込みで質問することが多いから
「How did you know him?」
と過去形になってます。マネしてうっかり過去形で聞かないようにしないといけませんね!

【カテゴリー】ドラマは3文の得, シーズン62021.6.14