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メンタリストS7-10 黄金のままではいられない
【考察】ミッシェル・ヴェガの降板

The mentalist(メンタリスト) シーズン 7 第10話

NOTHING GOLD CAN STAY( 黄金のままではいられない)

ヴェガが殉職という形で、ドラマから去ることになったわけですが
他の降板したキャラよりも、なんで?と思う方が多いのか
当ブログではまだ降板エピソードにたどり着く前から
「ヴェガ 降板」という検索ワードを見かけました
なので、私なりの考察を載せておこうかなと思います

前提として、降板理由の正式発表を記事で見かけたわけではなくて
そのほかの事情や、インタビューの内容などから
私が勝手に推測・考察した内容になります

ざっくりした結論から言うと
ヴェガは降板したというより、こういう宿命のキャラだった
と私は思っています

・シーズン7はおまけ的シーズンだから

メンタリストは当初、平均視聴者数が1500万人を超える
大人気ドラマとしてスタートしたものの
シーズン5では平均視聴者数が1000万人を下まわり
シーズン6での打ち切りも噂されていたようです

そんな中、いったんはシーズン7の継続は決まったものの
数か月後に、シーズン7はアンコールのような位置づけで
13話のみ制作してシリーズを完結する
という発表があった、という流れがあります

とはいえ、今継続中のドラマで、メンタリストの最低視聴者数を
大幅に下回ってるドラマなんて、たくさんありますし
ドラマの内容から言って、経費がアホみたいに掛かるわけでもないから
全然、打ち切り候補じゃなかったと思うんですけどねぇ

・いわゆる「降板」とは考えにくい
普通のドラマで俳優さんが希望して降板するのは
・契約の折り合いが悪い時
・制作陣や俳優同士の不仲
・俳優さんが撮影環境になじめない
・女優さんが実生活で妊娠された
などの理由がほとんどだと思いますが
そもそも13話しかないシーズン7から参加したヴェガが
上記の理由で降板するのはあり得ないと思いますし
妊娠だけは予測ができないことですけど
実際、すぐ後に出産されたと言う事実もありません

制作側の都合の場合は
・予算の都合上
・ドラマの展開の都合上
というのが多いと思うので、シーズン7から参加したキャラで
ある以上、1個目は考えられないので、やはり
ドラマの展開上、途中でいなくなる宿命を背負って
生まれたキャラと考えられます

それでも、殉職して10話目でいなくなる必要あったの?
って言う疑問は残りますよね

ジェーンとリズボンはすでにカップル

他のドラマシリーズでも、こういったカーテンコール的な
おまけっぽく最終シーズンを制作するケースもあるんですが
大抵は、クリフハンガー(中途半端にシーズンを終わらせる)や
伏線回収をして、キレイにドラマを終わらせるという感じで
カップルになるのか?って思われてた人たちが
落ち着くところに落ち着いて
ファンたちも納得できるようにしてくれる
というケースが多い気がします

ただ、メンタリストの場合は、シーズン6で終わるつもりで
シーズンフィナーレを制作してくれてたので
あそこで終わりでも全く問題ないよう
ジェーンとリズボンのキスシーンで終わったわけです

インタビューで、ジェーン役のサイモンも
僕としてはあれで終わりでも良かったと思う
と言っていました

そんなわけで、シーズン7を作るなら
何かこの二人の関係にも展開が必要という土台がありました

The mentalist(メンタリスト)は準レギュラーを平気で殺しちゃう

これはシリーズ通して見た方ならご承知の通り
数話以上出演していた準レギュラー陣
半分は死んじゃったんじゃないでしょうか?

死んでしまうことに必然性やリアリティがある場合も
もちろんありますが
別に殺さなくても良かったんじゃない?
ってケースも多いので
メンタリストの制作陣は、暗いのが好きというか
もう出なくなるキャラをバンバン殺しちゃうんですよね。。

こういう前提をもとに考えると
シーズン7を作るにあたって
ジェーンの中で、リズボンを失うかもという不安が膨らみ
何かのきっかけでそれが爆発し
ジェーンがリズボンの元を去る、という一山を越えての
大団円にする、という大きな流れがあったんだと思います

さすがにチョウを殺したら、ファンも黙っちゃいないし
フィッシャーが残ってたらフィッシャーが標的だったかも
しれませんけど、すでに降板してるし

フィッシャー降板についても、特に発表は見つけられなかったのですが
6で終わる予定だったから、契約を1シーズン分だけしてて
シーズン7が決まるころには、女優さんの次回作が決まってたのかな
と思ってます(実際、他の作品に出演してるので)

それなら新人を入れて、殉職するのを起爆剤にしよう
という流れになったのかなと。

でも、そうだとしても、殉職させなくても
大けがだって成り立ったと思うんですよね
病院で昏睡状態のヴェガを見て
リズボンがこうなってたら・・・
と不安が募って、ジェーンが去ってしまう
そして、ヴェガは意識を取り戻す、という展開でも
最終回への流れに影響は全然なかったはずですから

結局、「殉職」という形になったのは、
準レギュラーを平気で死なせちゃう
メンタリスト制作陣の体質かなぁ
と思います

個人的な「こうしてほしかった」

ヴェガが同じシチュエーションで危篤状態になって
生死の境をさまよってる間
ジェーンもリズボンの元を去って、街をさまよう
(実際にはテキサスの自然の中になるでしょうが)

ヴェガの病室に張り付いてるワイリーと
ジェーンが戻るのか、このまま自分の前からまた消えてしまうのか
不安なリズボンの姿も重なる

事件が発生して、ジェーンもワイリーも
オフィスに呼び戻され
事件の解決とともに、ヴェガの状態も良くなっていき
目を覚ましたヴェガと、それを喜ぶワイリーを見て
ジェーンの中に希望が芽生える

みたいな展開が良かったなぁ
まぁメンタリストっぽくないんですけど

ということで、ヴェガ降板に関する勝手な考察でした~

【カテゴリー】深掘り!考察コーナー, シーズン72021.11.5

メンタリストS7-10 黄金のままではいられないより あらすじ・感想

The mentalist(メンタリスト) シーズン 7 第10話

NOTHING GOLD CAN STAY( 黄金のままではいられない)

※ネタバレを含みますのでご注意ください

現金輸送車が3人組に襲撃され、60万ドルを奪われる事件が発生します

今年一番の輸送額が、追跡装置を仕掛ける前に強奪されたことで
ジェーンは従業員が関わっていると言い
いつものように、握手と話術で出納係のフレッチャーがグルだと突き止めます

フレッチャーの携帯の位置情報からワイリーが立ち寄り先を調べ
チョウとヴェガが一つずつ聞き込みに行くことになります

一方、リズボンとジェーンは防犯カメラの映像を確認
唯一現金に触れている人物がリーダーで
歩き方から、左足が短いこと
同じような歩きかたをしている運転手は、リーダーの弟だと推理します

その情報から、4件目の店で聞き込みをしていたチョウ達は
容疑者の兄弟を発見します
話しを聞こうとしたところ、銃撃戦となり
ヴェガはカウンターに逃げ込んだ3人目の男に応戦し
チョウは裏に逃げた兄弟を追いますが
弟にケガを負わせたものの、車で逃走されてしまいます
そして、チョウが店の中に戻ると、撃たれたヴェガが倒れているのでした

ヴェガは病院に搬送されるも、死亡が確認され
オースティン市警のポーティス刑事が
ヴェガの事件を担当するためにやってきます

しかし、アボットは逮捕は譲るが
このヤマも犯人もうちのものだと
捜査に関わることになります

ダイナーのウエイトレスから3人が常連だったことがわかり
通称「エース」と、その弟トミー、そしてヴェガを撃ったのは
スティーブ・セラーズという逮捕歴のある男だとわかります

包帯を買いに3人組が売店に現れた、との通報を受け
チームはヘリなども騒動員して捜査網を張り巡らそうとしますが
ジェーンがそれでは隠れられてしまうと提言し
近隣の薬局すべてで張り込みをすることになります

アボットの地点にエースが現れるも
パトカーのサイレンで気づかれてしまい
通行人を人質に取って逃走されてしまいます

そして人質の家に立てこもったエースたち
人質のスーザンは糖尿病を抱えていて
更に、家の中には同居人の甥もいる状況で
犯人は医者とヘリとパイロットを要求してきます

ジェーンは仲間割れをさせようと言うのですが
リズボンの身を案じて突入を避けたいが故の
場当たり的な作戦でもあり
いつもはジェーンの作戦を尊重するチョウも、「ただの思い付きだ」と
復讐心も手伝って、アボットに突入を提案します

そして人質が殴られたことで、事態は一気に突入へと傾きます
しかし、どうしてもリズボンを危険にさらしたくないジェーンは
勝手に玄関へと近づいて行き、人質の交換を持ち掛けます

中に入ったジェーンは、スティーブに
奪われた現金は80万ドルだったと吹き込み
まんまと仲間割れさせることに成功
スティーブが金を確認しに車庫に行き
それを追ったエースが撃ち合いになったところに
チョウ達が突入し、事件は解決するのでした

ヴェガの葬儀の日、ジェーンは「これ以上無理だ」
君がこの仕事をするのを見ていられない
とリズボンに告げます
そして「僕は行く」とリズボンの元を去っていくのでした

感想

先にプチ情報だけ。
このエピソードではCSI:NYでアダムを演じていた
A.J.Buckleyが「エース」役でゲスト出演しています
アダムのほんわかさは全然ないけど、ワルの中でも優しさはある役で良かった
ちなみに2021年現在、SEAL Teamというドラマにレギュラー出演中です

それにしても、どーしてメンタリストってこういう暗い展開好きなんでしょうねぇ
全体としては大大大好きな作品ですが
この情け容赦なくサブキャラたちを殺しちゃうのはどーも・・・

ヴェガの降板エピソードですが
もともと私はヴェガがあんまり好きじゃなかったので
(ヴェガファンの方、ごめんなさい・・・)
チョウとワイリーのことを思って泣きました
ワイリー可哀そうすぎる(TT)

ヴェガの降板については考察をアップ予定です

”ドラマは3文の得”のコーナーで
チョウがヴェガに言ったセリフを紹介していますが
一時はウソをついたヴェガを信用ならんと無視してたチョウが
すっかり良いメンター(お師匠さん)になったというのに
この展開で、チョウも可愛そうですよね。。

エピソード前半では、週末旅行しようなんて話しが出て
ブルーバード(シーズン6 22話)に結局泊まらなかったし
あんな感じのロマンチックなホテルで過ごすのかしら~なんて
うふふっな雰囲気だったのに
ラストでは別れちゃうような展開ですよ・・・

リズボンってさぁ、こういうとこダメだよねぇ
伊達に兄弟と長年不仲だったわけじゃないというか
不器用すぎる^^;

確かに、この流れで「わかった。私仕事辞めるわ!」
って二人で旅に出ちゃうのも
恋に溺れる女みたいで、リズボンらしくないですけど
説き伏せようとするんじゃなくて
黙ってハグして側にいるくらいできないもんかなぁ

序盤のミントチョコを買ってきてくれたくだりで
食べていいって言ったっけ?
ってジョークもちょっとキツイし
ジェーンのお誕生日にあのカップをプレゼントした
エピソードと同じ脚本家さんというのがウソのように
リズボンから”思いやり”の心を感じられないエピソードでした

ほとんどのエピソードでお気に入りの回だと
言ってる私ですが、このエピソードは辛すぎて
吹替訳を文字起こしするのに1回見ただけで終了です

【カテゴリー】あらすじ・感想, シーズン72021.11.3

メンタリストS7-10 黄金のままではいられないより:フレーズ紹介

The mentalist(メンタリスト) シーズン 7 第10話

NOTHING GOLD CAN STAY( 黄金のままではいられない)

Let's go away for the weekend.
週末旅行しよう
Rookie agents are seen and not heard.
新人は静かにしてること
These people need to get their facts straight.
ったく マスコミは適当だな

Let's go away for the weekend.

”あなたが「週末旅行しよう」って言うから”
というリズボンのセリフから抜粋したセリフです

海外ドラマを見ていると、時々カップルが
週末旅行の話しをしているので
ピックアップしてみました

trip とか travel とか使わなくても
この言い回しで、週末に旅行するという意味になるそうです

weekend away (週末の小旅行)とも言うようです

Rookie agents are seen and not heard.

ヴェガに「ボスになったら何か変えるんですか?」と
聞かれたチョウが、「規則を作る」と言った時のセリフです

新人は見られていて、聞かれていない???
と意味不明だったんですが

Children should be seen and not heard
という表現があって、それを文字ってるようです
子供はおしゃりをせず、静かにしていなさい
という意味で、お客さんが来てる時に騒いでたりすると
しつけとして言う決まり文句、という感じでした

それを知ってから見ると、真顔でジョークを言ってたんだな
とわかって面白いセリフでした

These people need to get their facts straight.

立てこもり犯を仲間割れさせるため
偽の情報をマスコミに流した際に
その報道を見て、立てこもり犯が言ったセリフです

get the facts straight
で「事実を把握する」「状況を正しく理解する」
という意味合いで、口語表現だそうです

直訳的には「彼らは事実を把握する必要がある」
って感じで、吹替訳の雰囲気よりは礼儀正しさを感じるセリフですね

誤解から文句を言われた時に言い返す感じで使ったりもするようですが
メンタリストのような捜査系ドラマだと
関係者に質問した時に「私が犯人だと疑ってるんですか!?」なんて言われて
I'm trying to get the facts straight.
(状況を確認しているだけです)
という感じで、それほど頻出でもないんですが使われています。

【カテゴリー】ドラマは3文の得, シーズン72021.11.2