ドラスタ

メンタリストS7-3 オレンジブロッサム・アイス【考察】気になる日付

The mentalist(メンタリスト) シーズン 7 第3話

ORANGE BLOSSOM ICE CREAM( オレンジブロッサム・アイス)

スタッフの方も、そこまで深く考えてなかったり
撮影の都合があるのもわかっちゃぁいますが
このエピソードはいろいろツッコミどころが多い回だったようです

いつも参考にしているIMDbには
goofs (ヘマ)という欄があって
かなり細かいことから、私も気づいてたってことまで
ちょこちょこ投稿されています
何も載ってない回もあれば、たくさん指摘がある回もあるんですが
このエピソードは多めだったのと、自分でも気になっちゃったことがあったので考察です

まず、私も気になったのは、エリカが脱獄した話し
リズボンのセリフでは
She escaped from prison about a year ago.
1年ほど前に脱獄して
とあります

でも、脱獄したのってシーズン4の15話なので
確実にジェーンが島に逃亡する前です
ジェーンは2年間逃亡してて、戻って来てからも時間がたってますから
少なくとも3年は前のはず、なんですよね~
Goofsにも指摘がありました

「逮捕された1年後に」ということかとも思いましたが
a year ago と言っているので、やはり1年前
脚本家が他の2作品と違うし、あまり気にしなかったんでしょうか

あと、レバノン在住の方から見ると、全然レバノンじゃないよって投稿もありました
日本が舞台の海外ドラマで「それ中国じゃない?」とか「韓国と混同してる」とか
多々あるので、レバノンでも同様のことが発生しているようです

でも、私が気になったのは、ジェーンがずぶ濡れにされるシーン
他の人も気になってる?って思ってGoofsを調べたんですが
特に載っていませんでした

まぁ、一つのシーンでも、何回か撮りなおしたり
カットが入ったりするものだとは思いつつ
最初にネメックの前に連れられてきた時は
ジャケットからも水がしたたるくらい濡れてたのに
ふと気づけば、髪しか濡れてない様子
髪の濡れ具合もシーンによって、またしっとり感が増しちゃってたり

1秒前まで足を組んでたジェーンが、直後、引きの映像になったら
足を組んでなかったりします
これは単に、足を組んでる=ソックスポイント!と思って
引きのシーンを待ってたら、「ジェーン・・・足組んでないじゃん(T T)」
ってなって気づいただけなんですけどね(笑)
ちなみに、その後のシーンでまた足を組んでたので、ソックス確認できました♪

今は何月ごろなの?

実はこの先、6話目でジェーンのお誕生日ネタが出てきます
ジェーンの誕生日って、これだけ熱心なファンも多い中
諸説あってハッキリしていないんです
と言うか、スタッフさんたちに一貫性がなく、はっきり設定が決まってないせいなんですが

なので、私なりの結論を出すべく、シーズン7に入ってからは
各エピソード、何月ごろなのか必死に探っているところなのです(笑)

今回は日付にまつわるお話が出てきました
そうです「ラマダンの最終日」なんです
でも、ラマダンについて調べたら、毎年ずれていくので
何年のことなのかわからないと、季節すらわかりません。

一応、アメリカでの初回放送が2014年12月だったので
2014年もしくは2015年と想定されますが
ジェーンが島に2年いたから
ドラマ内でこの時、何年という設定なのか曖昧・・・

しかし、前のエピソードでジェーンのスマホが映った時
Tuesday, September 16
と表示されていました
9/16 火曜日 です
これを信じるなら、2014/9/16は確かに火曜日です

ただ、メンタリストの小道具さんが、スマホの表示に無頓着なのは
過去のGoofでわかっているので、あてにはできません
たぶん、撮影した日なのでしょう!

だって、2014年のラマダンは
2014年は6/28~7/28
なんです
前のエピソードが9/16なのに、このエピソードは7/28って・・・おかしいじゃないか~

そんなわけで、手がかりを失いました
でも、残り2話からも情報を集めて、なんとか
私なりの結論を導き出したいと思います(ムダな情熱)

【カテゴリー】深掘り!考察コーナー, シーズン72021.8.31

メンタリストS7-3 オレンジブロッサム・アイス:お気に入りの会話「召し上がれ」

The mentalist(メンタリスト) シーズン 7 第3話

ORANGE BLOSSOM ICE CREAM( オレンジブロッサム・アイス)

事件も無事解決し、ジェーンが屋上でリズボンにアイスを用意していたシーンから

Lisbon

Oh, my god. Jane!

Lisbon

It's amazing.

Lisbon

You did this?

Jane

Of course.

Jane

Please.

Lisbon

Thank you.

Jane

And...

Lisbon

What?

Lisbon

Orange blossom ice cream.

Lisbon

You are good.

Jane

Dig in.

Lisbon

Thank you.

Lisbon

What's that?

Jane

Fireworks.

Lisbon

Fireworks?

Jane

It's the end of ramadan. They're celebrating.

Lisbon

Fireworks. Beautiful.

Jane

Yeah. It is beautiful.

Jane

You thought it was a bomb, didn't you?

Lisbon

No, I didn't.

Jane

Yes, you did.

Lisbon

I did not.

Jane

You did.

Lisbon

You know, this ice cream is only just okay.

Jane

Don't take it out on the ice cream.

Lisbon

I'm just saying, it's a long way to go for an okay bowl of ice cream.

Jane

As they say, you can take the girl out of chicago, but you can't take the chicago out of the girl.

Lisbon

Okey

英語のはなし

Dig in : そのままだと「掘って埋める」ですが、口語では「さあ、食べて」という意味もあるそうです

他にも「調べる」という意味もあるので、他のエピソードでも出てくる表現です

only just okay : only just で「かろうじて」「たった今」なので、ギリギリセーフというニュアンス

long way to go : 遠いところにある、ほど遠い、まだまだだ

最後のジェーンのセリフは、完全なる意訳で、元になる言い方は
you can take the person out of the place, but you can't take the place out of the person
だそうです。直訳的には「故郷から連れ出しても、その人の中から故郷は取り除けない」という感じですが
これをリズボンに当てはめて言い換えたのがジェーンのセリフです

お気に入りポイント

冒頭で、ここの名物のアイスの話しをしていて、それを屋上に用意していたジェーン
イスとかどこで借りて来たんだか(笑)人たらしのジェーンならではの演出ですね!

このシーン、全部カワイイ~
セリフだけ抜き出すと、なんだかわかりにくいですが^^;
ジェーンが屋上にサプライズでテーブルと椅子を用意していて
「どうぞ」と椅子をひいてあげて、「そして」とアイスをクーラーボックスから出してくる

食べ始めたら「バーン!」と音が鳴り、つい驚いちゃう職業病なリズボン♪
did と didn't の応酬のくだりも英語らしくて面白いし
肩を組んで1個のアイス食べてる感じも良いんですよね~

ただ、オレンジブロッサムアイスを検索しても、メンタリストの記事が出てくるばかりなので
本当にベイルートの名物ってわけじゃないのかもしれません

【カテゴリー】お気に入りの会話集, シーズン72021.8.29

メンタリストS7-3 オレンジブロッサム・アイスより あらすじ・感想

The mentalist(メンタリスト) シーズン 7 第3話

ORANGE BLOSSOM ICE CREAM( オレンジブロッサム・アイス)

※ネタバレを含みますのでご注意ください

前回逮捕したコールの取引相手が
各地で起きているテロに関与していることを突き止めたCIAは
アボットのチームに協力をあおぎます

武器の売人、ヤン・ネメックがアメリカに送ったと言う
パスポート偽造に使うチップを見つけるため
ネメックの恋人エリカ・フリンと取引をしたのですが
彼女は協力する条件として、ジェーンを指定してきたのです

ヤンは取引相手に暗号化したメッセージを送る際
メッセンジャーに暗記させていたのですが、事故死したため
ジェーンが新しいメッセンジャーとなって暗号を受け取り
チップもネメックも押さえるという計画

潜入捜査の相棒としてリズボンも共にベイルートへと向かいます

ホテルの部屋に着くと、エリカが待ち構えていました
エリカは、ヤンのことをCIAから聞かされて怖くなったし
うちに帰りたくなったと、協力することになった経緯を話します
そして、ジェーンはネメックの元に向かいます

ネメックのアパートにつくと、水を張ったバスタブの前に連れて行かれるジェーン
水攻めにされながら単語を覚えると言う記憶力テストをされ
身元確認の質問もされるのですが、上手くかわしたと思われた時
「これは誰だ」とネメックはリズボンを連れてきます
FBIのサイトに、リズボン捜査官がいるぞと言うのですが
ワイリーの機転で、プロフィールは偽造されていて、事なきを得ます

リズボンの事をばらしたのはもちろんエリカですが
ホテルに戻ったリズボンが問い詰めると
疑り深いネメックを信用させるためには、当然話すわ
と堂々と言うエリカ
実際、ネメックはジェーンをメッセンジャーにすることに決め
ロビーに現れるのでした

ジェーンが暗号を受け取る間、リズボンと共に部屋に残ったエリカは
過去にジェーンと何かあったことを匂わせ
リズボンに揺さぶりをかけてきます

暗号をワイリーに伝えた終えたジェーンと
食事に出たリズボンは、エリカとの過去をジェーンに尋ね
ジェーンは昔エリカとキスをしたと告白します

一方、チョウたちは、取引相手のジョン・ポールは
ジェーンの外見も、いつアメリカに戻るのかも知らないはずだから
暗号を解読できなくても、逮捕して情報を聞き出せばいいと
代わりに接触を試みます

約束の場所にジョン・ポールが現れるも
罠だと気づかれ逃走、後を追う中
ヴェガに向かって発砲したポールを、チョウが射殺し
暗号の解読が必要になってしまいました
しかし、解読にはキーとなる何かが必要で
それはどんなものでもあり得る、雑誌でも、本でも。

ネメックに状況を知られるのは時間の問題だと
アボットはジェーンとリズボンに警告しますが
ジェーンは暗号解読のキーは、ネメックの家にある本だと言い
エリカの助けを借りて、ネメックの部屋に向かうことになります

そして、無事にキーとなる本を見つけ、チップも回収
ネメックも逮捕され、後はエリカをアメリカに移送するだけとなりました

しかし、ネメックの捨て台詞に怯えたエリカを
ジェーンが慰めている姿を見たリズボンは
彼女とのことを引きずってる、と怒り
ネメックの連行に同行していきます

残されたジェーンは、エリカの本当の狙いは
ネメックの金だと指摘します
CIAとの取引を上手く利用しようと考えたエリカは
メッセンジャーを事故に見せかけて殺し
ジェーンを巻き込むことで、自由とお金を手に入れようとしていたのです

全て見抜かれたエリカは、ジェーンを誘いますが
リズボンを愛してる、と断られるとスタンガンでジェーンを襲い
お金を持って逃走しようとします

しかし、廊下にはリズボンが銃を持って待っていました
ケンカは二人のお芝居だったのです
エリカはアメリカに移送され、残りの刑期を刑務所で過ごすことになるのでした

感想

エリカ・フリンは登場回数は今回を入れて3回と、多くはないんですが
魅力的で印象深いキャラクターですよね

メンタリストは、スタート当時のインタビューなどで
コロンボ、とかシャーロック・ホームズの名前が出ていたので
ホームズ好きとしては、時々、オマージュっぽいのを見つけて楽しんでます
で、エリカ・フリンは絶対「アイリーン・アドラー」を意識してると思うんですよね
まぁ、メンタリスト好きは大体そう思ってるでしょうけど

アイリーン・アドラーは、大事なもの(恐喝のネタである写真)を
羽目板で隠した窪みにしまっていたので、
今回のエピソードで、本棚の板を蹴っ飛ばしてお金が出て来た時
「キター!」って思っちゃいました♪

ちなみにエリカ役のモリーナ・バッカリン(Morena Baccarin)は
メンタリストの制作を手掛けたブルーノ・ヘラーの
次の作品である「Gotham ゴッサム」にも出演しています

このエピソードは、エリカがいるし、同僚の目もないから
ジェーン達のカップル感が出てて良いですね~

ホテルに到着したところなんて、完全に旅行じゃん(笑)

エリカが自分が帰国したい理由として
「離れて初めて大切だとわかったものはない?」
って聞いた時に、ジェーンがちらっとリズボンを見ながら
「まあ あるよ」って言ったシーン、大好きです♪

レストランでのやりとりも、ひとつ前のエピソードで
リズボンが「彼がずっと私のそばにいるとは 限らないでしょう?」
って話してたことを思うと、聞きたくなる気持ちもわかるし

でも、これが伏線となり、この後の痴話ゲンカにつながるわけですよね

初見の時、一瞬騙されそうになりました
「え~リズボン、仕事中にそこまで嫉妬しちゃう?!」って
でも、リズボンはそんな子じゃない!これは罠(であってくれ)と思ってたら
廊下にリズボンがいて、捜査と恋愛、両方の面でのドヤ顔に見えちゃいました
ジェーンが「リズボンを愛してる」ってエリカに言った時
外で聞いてたリズボンは、どんな顔してたんでしょうね~

エリカは、「二人は間違った理由でひかれあってる」
と言っていましたが、平気で男を利用して、利用価値がなくなれば切り捨てる彼女は
恋愛のエキスパートであっても、真実の愛は理解できないんです
ジェーンとリズボンは正反対のようでいて、
実際は弱い立場の人を助けたいと言う共通の価値観を持ってるし
お金や名誉より大切なものを知っているソウルメイトなんですよ~

最後のアイスのシーンも良い!
これはお気に入りの会話で紹介予定です
とにかく、このエピソードはJisbon愛好家には楽しいエピソードになりました

【カテゴリー】あらすじ・感想, シーズン72021.8.27

メンタリストS7-3 オレンジブロッサム・アイスより:フレーズ紹介

The mentalist(メンタリスト) シーズン 7 第3話

ORANGE BLOSSOM ICE CREAM( オレンジブロッサム・アイス)

We'll get back to you.
掛けなおします
It was very upsetting.
すごく怖くて
Look, Lisbon, she's just very upset.
彼女はすごく怯えてるんだ

We'll get back to you.

先にスクリプトだけ読んで意味がわかるか試していた際
「すぐ戻るね」という意味かと思ってたんですが
電話を掛けなおす、という内容でした

折り返し電話します、という表現では
I'll call you back later.
が例文としてよく見かけると思うんですが
get back の英文で検索すると、普通にビジネスで使う表現として
出てきました

ドラマでは、リズボンがジェーンと一緒に行動している時に
電話相手のアボットに言っていたので I ではなく We と言っています

Google翻訳では
I'll get back to you.
折り返しご連絡いたします

と出てくるので、「電話を掛けなおす」というより
あとでまた連絡する、という意味合いになるため
メールや、対面の会話でも使える表現でした

It was very upsetting.

ヤンが逮捕される際、裏切ったエリカにわめき散らした後の
エリカのセリフです

この後のジェーンのセリフとセットで
学習者が一度はハマる形容詞の罠の良い見本かな
と思って取り上げました

it = ヤンが怒鳴ってたこと、が主語なら
upsetting : 気を動転させるような
自分(や他の誰か)が主語なら
upset : 気が動転して

「お前の頭を切り落としてやる!」とか言われたのに
主語が it なのが、エリカのしたたかさを表してるように感じませんか?
エリカ自身には全然響いてないけど
「なんか怖いこと言ってたわねぇ」って感じがしちゃいます

Look, Lisbon, she's just very upset.

動揺していたエリカの傍に寄り添っていた姿を
リズボンに目撃されたジェーンが
彼女はとっても動揺してたからなぐさめてたんだよって
言い訳をしているセリフです

こちらはShe(エリカ)が主語だから、upset

この組み合わせを間違うと
I was upsetting.
私自身が、人を動転させるような人間
と言ってるみたいになっちゃうので、ややこしいです

【カテゴリー】ドラマは3文の得, シーズン72021.8.26