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メンタリストS6-22 青い鳥より あらすじ・感想

The mentalist(メンタリスト) シーズン 6 第22話

BLUE BIRD( 青い鳥)

※ネタバレを含みますのでご注意ください

大学の学生寮で事件が発生し、チョウと捜査に向かったジェーンでしたが
チョウから、リズボンがDC行を決めたことを知らされ、気もそぞろに
それでも、犯人は遺体を発見した学生全員だと、事件だけは解決し
そそくさとその場を立ち去ります

そして数日後、明日リズボンがDCへと出発するという日に
FBIの支局長あてに手紙が届きます
5年前にマイアミで殺害されたグレタ・デジョリオという著名人の事件絡みで
犯人と思われる人物からの、殺しを再開するというメッセージでした

「以下の言葉に十分留意しろ 752 598 h is m key o」
という暗号も書かれていて
アボットのチームは全員、異動も休暇も延期して対応することになります
リズボンも例外ではなく、ジェーンと共にマイアミへ向かうことに

マイアミ到着後、さっそく被害者の夫であるドン・デジョリオと娘のクリスに
話しを聞きに行くのですが、当時、犯人扱いされたドンは
弁護士のテッド・ランドルフを同席させています
ジェーンは、手紙は犯人からではなく、復讐を企む人物が送ったものだと言うのですが
ドンは「時間のムダだ、犯人はウエス・バクスターだ」と主張します
当時、隣に住んでいてグレタのストーカーをしていたというのですが
娘のクリスは「良い人だったと」と反論
リズボン達は、ウエスに話しを聞きに行くことにします

一方、チョウとフィッシャーはグレタのビジネスパートナーだったモニカに事情を聞きにいき
当時は、彼女の名誉のために黙っていたけれど
彼女は不倫をしていたという情報を手に入れていました

リズボン達がウエスに会いに行くと
グレタではなく、クリスのことが好きだったけれど
当時15歳の少女が相手では結局ストーカー扱いされるだけだと
事情を説明しなかったといいます
その言葉に嘘はないと信じたジェーンは、彼に手紙のコピーを渡し、何か思いついたら連絡するよう伝えて別れます

ここまでの道中、何度となくDC行を止めようとするような発言を繰り返してきたジェーンは
「人生楽しまなきゃ」とリズボンをビーチでのお散歩に誘います

こんなの時間のムダ、というリズボンに
じゃぁ暗号を解こう、と手紙を取り出し
「留意しろって変な言い回しだ」と、二人で考え始めます
そして、リズボンがデューイ十進法に気づき、数字は
”色”と”鳥”を表していること、アイラモラーダにブルーバードロッジがあることに気づきます
そしてジェーンが「o」は満月を表す記号だと言うと
リズボンが明日は満月だと言い、見事暗号を解読します

翌日、ジェーンとリズボンはブルーバードへ
最後の事件になるかも、と海側の続き部屋を予約していたジェーン
正装でないといけないディナー用にドレスまで用意してあって
良い雰囲気の二人でしたが、
局長案件ということで、アボットがチョウと共にやってきます
更に、リズボンが受付の人との会話で、ジェーンが予約したのは先週だと知り、状況は一変します

手紙が届く二日前に予約したってどういうこと?と問い詰めるリズボンに
ジェーンは「バレたか、あの手紙は僕が書いた。作戦だよ」
と言い訳をするのですが、リズボンはジェーンの顔に水をぶっかけ
「最低男!」と部屋に戻ってしまいます

ジェーンが後を追い、ドア越しに謝りますが
リズボンは「消えて」とはねつけます
ジェーンはいつも自分の都合のいいように人を利用するだけで
まともな人間がどう振舞うのかもわからなくなってる
と言って、空港へと向かうリズボン
更に、パイクに電話して「プロポーズの答えはイエスよ」と言うのですが
喜ぶパイクの話しも耳に入らない様子で、窓の外を見つめるのでした

打ちのめされたジェーンが部屋でミニバーのお酒を飲んでいると
突然、弁護士のランドルフが銃を持って飛び込んできます
グレタの不倫相手だった彼は、暗号を解いて復讐のために現れたのです
更に、そこにウエスも銃を持って飛び込んできます
彼もまた、人生を壊された復讐のために来たのです
三人で、犯人の登場を待つ間、ランドルフはグレタとのことを話しはじめます

仕事への影響が怖くて、自分から別れを切り出したけれど
一番大事なものを手放してしまったことに気づいた時には
彼女は戻らぬ人だった・・と
その言葉を自分に重ねたジェーンは、空港へと向かおうとしますが
そこに真犯人のモニカが現れ、銃を突きつけられてしまうのでした

こっそりSOSのメッセージをアボットに送ったジェーン
アボットにざっと状況を説明すると
サイレン付きの車を借りて、空港へと急ぎます

すでに飛行機に搭乗していたリズボンを追いかけますが
いつものように空港職員をスマートに騙して、とはいかなくて
金網を乗り越え、足を痛めながら、なんとか飛行機に乗り込んだジェーンは
リズボンにようやく想いを伝えたのでした

「君の言う通り、僕はいつもウソをついて人を操って自分の気持ちを隠してきた
相手との距離を縮めるのが怖いんだ
でも、君にもう会えないとわかってて生きることなんかできない
正直に言う 愛してるんだ」

けれど、その言葉に涙を流しながらも「遅すぎたわ」と言うリズボン
ジェーンは空港の警備員に連行されていきます

翌朝、まだ拘束中のジェーンを迎えに行かないと
フィッシャーに話すアボットでしたが
事情聴取を終えたジェーンの元に現れたのは、リズボンでした

「あの言葉って本心?
もう冗談じゃすまないの
私も同じ気持ちだから」

というリズボンに「良かった」と微笑むジェーン
警備員に「おい、やめろ!」と怒鳴られながらもキスをする二人なのでした

感想

いやぁ、ついにここまでたどり着きましたね~
Jisbon愛好家にとってはハッピーハッピーエンディングです♪

もちろん賛否両論、否定派もいらっしゃることは重々承知していますが
やっぱり、私はこの二人の展開は必然だったと思っています
これは語ると長いので、別記事で勝手に熱く語りたいと思います(笑)

あと、いくつかお気に入りの会話で取り上げる予定です

さて、冒頭の大学での事件のシーン、ジェーンはなんであんなに陽気だったんでしょうね
DCに行くと言ってるのは口だけだ、なんて言ってるので
前のエピソードで、良いチームワークで事件を解決したし
きっとDCになんて行かないさって思ってたのかなぁ

でも、どうも本当っぽいとわかると、「ただの噂だ」と言いつつも
事件どころじゃないって感じが、たまりませんね~
引き留め作戦を練るため、さっさと帰りたいけど
「あぁわかんないのね、じゃぁ教えるよ」って感じで
ダダダッと説明して、ほな、さいならって出てっちゃいます(笑)

そして、その後も、DCに行ったらつまらないよってことを言ったり
結婚を匂わせる発言をしたり
これは、ついていったら結婚しなきゃいけないの?って思わせる作戦??
リズボンは過去に、婚約を破棄してるし、クリスチャンだから離婚できないぶん
結婚となるとかなりの覚悟が必要になるので、一応効果的なのかもしれません

一緒に暗号を解こうとするビーチのシーン、ネタばれ後に見ると
リズボンが全然わかってくれないから、ヒント出しまくりですね(笑)
しかし、Oが満月ってわかった時、リズボンが「明日は満月よ」って言ったのが
一番驚きでした。なんで知ってるの How do you know?! です
他のドラマで、何回か「満月の夜は事件が増える」というネタがあって
都市伝説みたいに、議論が分かれるところって感じで描かれてました
だから、きっとFBI捜査官たるもの、いつが満月かは把握しておくものなのだ!と思うことにしました

しかし可哀そうなのはパイクですよね~
ひたすら待ったうえに、プロポーズのOKをもらってから
数時間で別れを切り出されると言う悲劇
月並みですが、きっとあなたに合う人が現れますよ!

事件と恋愛のストーリー展開を1時間で済ませると言う荒業のなか
コメディ要素も忘れないのが、メンタリストです
ジェーンが部屋でへこんでるところからの展開、面白すぎ(笑)
特に、ウエスがモニカ達に銃を向けた時のジェーンの「Oh, dude.」が最高でした
この笑いのセンスって、アメリカって言うよりイギリスっぽい気がして、脚本家を確認したら
このエピソードは、製作総指揮であるブルーノが担当していました
ブルーノはイギリス人なので、なんだか納得

二人の気持ちに気づいてたアボットと対照的に
鈍感なチョウのセリフの数々も、いい味出してました

吹替でも字幕でも、チョウのセリフはかなり省略というか
意訳されていましたが、英語のセリフで見ると、より面白いです

吹替で
「あの人にしちゃ めずらしいです
ジェーンに騙されるのなんか 慣れっこなのに」
となってるチョウのセリフは、英語だと
I mean, he's pulled way worse stunts than this.
He buried a man alive once.
She wasn't nearly as angry as this.
と言っています
私なりに直訳すると
ジェーンはこれよりもっと馬鹿な真似をしてきたんです
男を生き埋めにしたこともあるけど
その時は、これより全然怒ってなかった

他にも、「バーガーがない」とか鈍感でおとぼけなセリフが多くて
いつも真面目!って感じのチョウだからこその味わいでした

この素敵なブルーバードロッジ、どこにあるのか探してみましたが
特に情報を見つけられませんでした・・・残念
撮影自体は、当然、マイアミには行っていないんですが
ホテル自体、セットなのかもしれません

そのあたり、調べている時に見た当時のインタビューで
ジェーン役のサイモンは、どうもこれがシリーズ最終話のつもりでいたようですね
後からシーズン7が決定したので、一応、最後かもと思って作ったはずではありますが
これで終わりでも良かったんじゃないかなって感じで話していました

確かに、それもありだけど、個人的にはやっぱりシーズン7があっての
メンタリストという作品だと感じています
シーズン7についても、好き嫌い別れるところだと思いますが
当時の視聴者数を見ると、特にガクンと落ち込んではいないので
私と同様に、肯定派も多かったようですね

まだ先を知らない方で、あんまりイチャつく展開も嫌だなぁと心配されている方がいらっしゃいましたら
安心してください
制作陣、出演者ともにインタビューで、そういうのはちょっと違うと思う
と語っていた通り、二人の仲は進展はしてますが、他の作品のように
突然、激しいラブシーンに突入!という展開はありません

そして、二人の関係が変わったからこそ、というエピソードも出てくるので
残り少ないですが、引き続き楽しく見て行きましょう♪

【カテゴリー】あらすじ・感想, シーズン62021.8.2

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