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メンタリストS6-15 白い吹きだまり【考察】絵本のこと

The mentalist(メンタリスト) シーズン 6 第15話

WHITE AS THE DRIVEN SNOW( 白い吹きだまり)

グレイスが拉致された後、リグスビーが息子のベンに「まだ帰れないって」ビデオチャットで話してるシーンで「フェルディナンド」という絵本の話をしています

私は知らない本だったので、どんな内容なのか調べてみました

スペインの闘牛を育てる牧場に生まれた牡牛のフェルディナンドが主人公のお話しで
フェルディナンドは木陰で花を見るのが大好きなおとなしい牛なのに
闘牛士たちが牛を選びに来たその日
偶然、ハチに刺されてしまって、痛さのあまり大暴れしていまい
闘牛に選ばれてしまったからさあ大変

という感じのストーリーだそうです

吹替では、絵本の内容は重要じゃないから「ケンカに行かされる」となっていましたが
英語のセリフでは
About a nice bull who has to go to the bull fight.
となっていて、「bull fight=闘牛」と言っています。

本人の意思に反して連れていかれたフェルディナンドが
最後には家に帰って、大きな木の下でまた幸せに暮らす
というのがグレイスの状況と重なってたんですね~

ちなみに本のタイトルは
原作:The Story of Ferdinand
日本語版:はなのすきなうし

アニメ映画にもなっていて
Ferdinand the Bull
邦題:牡牛のフェルディナンド

私は絵本をほぼ読まないので知りませんでしたが、結構有名なお話っぽいです

【カテゴリー】深掘り!考察コーナー, シーズン62021.7.8

メンタリストS6-15 白い吹きだまり:お気に入りの会話「イカれたかと思った」

The mentalist(メンタリスト) シーズン 6 第15話

WHITE AS THE DRIVEN SNOW( 白い吹きだまり)

エピソードの最後のシーン、リグスビー達の病室を出た後、いつもの調子でお小言を言うリズボンとジェーンの会話です

Lisbon

I was really angry at you for doing what you did, but then I thought better of it.

Lisbon

It was a stupid idea, but, hey, it worked.

Jane

Whoa. Stupid?

Jane

Not necessarily stupid. Simple.

Jane

Not stupid.

Lisbon

But I am still angry at you for not telling me what you were gonna do.

Lisbon

I thought you'd gone nuts.

Jane

Oh, come on, please. It's not like I haven't abducted people before.

Lisbon

It's not funny.

Lisbon

I was really scared.

Jane

I'm sorry.

Lisbon

No, you're not.

Lisbon

I can tell when you're not being sincere now.

Jane

Well, clearly, you can't, because I am sorry.

Lisbon

I can tell just by looking at you, okay?

Jane

But you can't see what I'm feeling.

第2章に入ってからは、初となるお小言タイムです。いつもの二人のやりとりって感じで良いですね~♪

英語の話し

この会話は、単に好き!ってだけでなく、お勉強にもなるポイントが多くて気に入っています

angry at 「腹を立てている」が、時制を変えて2回出てきます

1度目は怒ってたけど考え直した→つまり今は怒ってないから過去形、2度目は今も怒ってるから現在形
当たり前のことですが、こうサラリと使い分けられないのが学習者でございます

think better of 「考え直す」

Not necessarily 「まったく~というわけではない」これ、音で聞くとネセサリーだと思ってたので、「必要ない」かと思ってましたが、necessary(形容詞)ではなくnecessarily(副詞)のほうでした

nuts 「イカれた」これはメンタリストを見て初めて知った表現でしたが、単語としては食べるナッツと同じで、気の狂ったみたいな意味もあるそうです。

I'm sorry. に対して No, you're not. とbe動詞で否定する感じ、英語ならではな感じと、この二人らしいやりとりが良いですよね。これ、シーズン1の1話の最後でも出てきます。

リズボンはマジ切れしてる時は黙るから、こうやってガミガミ言ってる時は「まったくもう、仕方ないわね」と許してるのを、ジェーンもわかってて会話を楽しんじゃってます♪

最後の数行は、フェードアウトしてるので普通のテレビやモニターのスピーカーだと聞こえないくらいですが、ボイスレコーダーに録音したらちゃんと聞こえました。
ジェーンは普段、かなりソフトなしゃべり方ですけど、最後、意外と強めに言ってるのがわかって笑っちゃいました。ケンカするほど仲が良い!

【カテゴリー】お気に入りの会話集, シーズン62021.7.7

メンタリストS6-15 白い吹きだまりより あらすじ・感想

The mentalist(メンタリスト) シーズン 6 第15話

WHITE AS THE DRIVEN SNOW( 白い吹きだまり)

※ネタバレを含みますのでご注意ください

グレイスが誘拐されてしまい、その後ハイバックがFBIに自ら現れたことで
犯人だと確信したわけですが、拘束するだけの証拠がなく、釈放することになってしまいます。

なんとか自力で監禁場所から脱出したグレイスでしたが
外は銀世界、通りかかった女性に助けを求めましたが
それはハイバックの姉、ヘイゼルで再び拘束されてしまいます。

一方、リグスビーは正攻法ではグレイスを救えないと、ジェーンに助けを求めます。
ジェーンはハイバックの弁護士が用意した車の運転手と入れ替わり
ハイバックを車ごと誘拐するのですが、銃を奪われ、形勢逆転
でも、これもジェーンの作戦で、優位に立ったハイバックが
グレイスの居場所に自分たちを連れて行くよう仕向けていたのでした。

無事、小屋に到着しグレイスと再会したものの、隠れていたヘイゼルにリグスビーが撃たれ
今度こそ、本当に形勢逆転。ジェーンは銃で脅され
質問に答えなければ指を落としてやるっと、まさに斧を振りあげられた時
なんと、撃たれたリグスビーが、ヘイゼルの背後から登場、
銃を奪って、ハイバックを倒すのでした。

FBIチームも、ワイリーの活躍もあってこの場所を突き止めていたため
ヘリが到着し、リグスビーは無事、病院に搬送されます。

その前からFBI入りを打診されていたリグスビー達でしたが
病室で改めて誘われ、民間人で良いです、と断るのでした。

感想

今回はあらすじがかなりざっくりになりました
内容的に、脱出劇なので文章にすると緊迫感もないし、流れだけまとめました。
ぜひドラマをご視聴ください(回し者か)

いやぁ、これでリグスビーとグレイス、降板ですね~

リアルタイムで見てたファンにしたら
二人もFBIに入って、また元のチームで働くのかなって
期待したはずですよね

でも、あれだけ問題を起こして解体されたCBIのメンバーが全員揃っちゃうってのも、何か違う気はしたし
私は、この二人がFBIに入らなかったのは正解かなって気がしてます。
ただ、リアルタイムで見てたなら、IT系のコンサルとして
ちょこちょこゲスト出演はするんだろうなって、思ったはず。
基本、これで見納めというのは、かなり寂しい・・・
※最終回に少し登場します♪

今回のエピソードは、ちょっとジェーン、無理しすぎじゃないかい?
って思いました。
確かに、ハイバックが釈放された段階では、ワイリーがヘイゼルを見つけてなかったし
情報を得られる確証はゼロ
釈放されれば、今グレイスが生きてたとしても、殺される可能性も高かったから
わからなくもないけど、ただ車を尾行しても良かったんじゃない??
FBIだと尾行すら、ハラスメントになっちゃってできないけど
二人で尾行するとか、自分のスマホとか放り込んでおいて、居場所を調べさせるとか
これくらいなら、リズボン達とこっそり連携はできただろうから
もうちょっと安全に解決できたのでは?って思っちゃいました。

ハイバックに共犯者がいるのはわかってたし、尾行を恐れて、
電話で殺害の指示を出される可能性も考えると、ハイバックと行動を共にするのがベストだったのかな。

何かのインタビューで、制作側はリグスビーかグレイスが死んじゃう展開も考えてたけど、ハッピーに終わらせることにしたんだ、って言ってました。あ、危ない!
すでに、ここまでで、かなりのサブキャラが死んじゃってますからねぇ
二人は幸せに暮らしてることにしてくれて、良かった

でも、みなさま、リグスビー頑丈すぎねぇか
って思いましたよね(笑)
同じヘイゼルのライフルで撃たれたのに、ハイバックは即死
リグスビーはもう一発撃たれてるのに、歩けるくらいに大丈夫って・・・
腕の違いってこともありますが、なかなかの至近距離でしたからねぇ。

初見の時、リグスビーは部屋で動けないでいると思ってたし、死んじゃうかもって心配してたので
助けに来たとき、本当にビックリしました
「わぁ!リ、リグスビー?!!不死身か?!」
防弾ベストは着ていなかったから、胸筋で防いだのかな
グレイスへの愛の力、ですかね!

重苦しい展開のエピソードでしたが、今回はラストのシーンがJisbon愛好家にとっては楽しいシーンでした
こちらは、お気に入りの会話としてアップ予定です

そして、次回から、Jisbon愛好家にとって、試練の日々がやってきます(涙)
あぁ~わかってて見るの辛いよ~
でも、苦の後にしか楽は来ない。

そもそもは英語の勉強として見てるんだし(ほぼ、単純にドラマを楽しんじゃってますが)
がんばって耐えます

【カテゴリー】あらすじ・感想, シーズン62021.7.6

メンタリストS6-15 白い吹きだまりより:フレーズ紹介

The mentalist(メンタリスト) シーズン 6 第15話

WHITE AS THE DRIVEN SNOW( 白い吹きだまり)

I got to get back to my wife.
俺はそろそろ帰る
So is her wallet.
財布もだ
Keep him together, okay?
励ましてあげてね

I got to get back to my wife.

冒頭のバーで飲んでるシーンで、そろそろ帰るよって感じでリグスビーが言ったセリフ
そろそろ帰るってセリフは、ドラマではよく出てきますが
I gotta go.
とか
I've gotta go.
が多くて、この直訳的には、「妻のところに戻らなきゃ」って感じが
グレース大好きリグスビーらしいセリフだなと思いました

よく出てくる方の帰らなきゃ、の2文ですが、文法上は後者の方が正しいそうで、haveを省略するとカジュアルな言い方になるそうです。ドラマの中では、省略した前者の方が多く登場します。

So is her wallet.

リグスビーが「Keys are still on the table.(キーはテーブルの上にあるぞ)」
と言った後で、「財布もだ」と言ったセリフ
この「So」で始まる ~も は、相づちとして習ったことがあって
ドラマでも、「so do I」とか言うのを何度も聞いたことがあったんですが
自分で言ったことを受けて、使うのは初めましてだったのでピックアップしました

あいづちの時の例
I'm hungry. (おなかすいた)
So am I. (私も)

I love watching foreign doramas. (海外ドラマを見るのが大好きです)
So do I.(私も)

こんな感じで、前の文章によって、受け答えが変わります。
他にも、前の文章に合わせて So did I、とか So have I、So does he
とか、きちんと変えないといけません。

Me too ばかり使うと、子供っぽい印象になると言われても
ペラペラじゃない人にとっては、とにかく使いこなすのが難しくて、
実際に使ったことはあまりなかったんですが
リグスビーのように、自分で言ったことを受けるのであれば
動詞の種類もわかってるし、練習のつもりで使ってみるのも良いかもしれませんね。

Keep him together, okay?

グレイスを誘拐した犯人だと確信している人物(ハイバック)を
証拠不十分で釈放せざるを得ないとなった状況下
リグスビーに状況を伝えに行くチョウに対して、リズボンが言ったセリフ

吹替では「励ましてあげてね」で、字幕だと「よろしく」となってます。

先に英語字幕で見た時は、「一緒にいてあげて」とか「一人にしないで」みたいな意味なのかなと
思ったんですが、どちらの訳でもそうは言ってないので、不思議だったフレーズです

together = 一緒に
がそもそもダメな解釈で、バラバラだったものが集まるイメージらしくて
「誰かと一緒に」と言いたいなら、togetherではなく with ~. で表現するそうです
もし私の解釈した意味なら「stay with him」とか。

keep ~ together で調べると、「しっかりしろ!」とか「落ち着け」って意味でした
彼を落ち着かせて、とか彼をしっかりさせてって表現は日本語だと不自然だから
それで、あの訳になってるんですね。なるほど~。

【カテゴリー】ドラマは3文の得, シーズン62021.7.5