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メンタリストS6-21 黒い取引:お気に入りの会話「悪い知らせよ」

The mentalist(メンタリスト) シーズン 6 第21話

BLACK HEARTS( 黒い取引)

犯人逮捕のための証拠がない中、ようやく見つけた手がかりを追っていたリズボン達でしたが、証人になり得る人物を訪ねると、先手を打たれて国外に逃げたあとだった、という場面から

Jane

Lisbon?

Lisbon

I'm afraid I've got some bad news, Jane.

Jane

What's up?

Lisbon

Jonas Diop's gone.

Lisbon

His driver says he left the Houston airport on a private plane 20 minutes ago.

Lisbon

He's headed back to Nigeria.

Jane

Ridley.

Lisbon

He was our only lead.

Lisbon

I'm running out of ideas.

Jane

Well, I'm not.

Lisbon

You have a plan?

Jane

Yeah, but I'm gonna need your help.

Lisbon

Why don't I like the sound of that?

Jane

Well, I'm gonna need you to be deceitful and corrupt, and you'll be breaking numerous laws.

Jane

Lisbon?

Lisbon

I'm thinking.

Jane

Ridley will walk.

Jane

This is the only way.

Jane

Hey, hey, are you a medium or a small?

Lisbon

You're not helping yourself out here, Jane.

Jane

Meet me in Wheatondale in two hours.

英語のはなし

deceitful:詐欺の、偽りの

corrupt:不道徳な、汚職の

numerous:多数の、おびただしい

ジェーンのセリフ、不穏な単語が並んでますね(笑)

help yourself out
ここのフレーズが、吹替のセリフがなかったら全然意味がわりませんでした。
単語自体は簡単だけど、「あなたはあなた自身をここから助け出せない」という感じで、何が言いたいの?って感じです。ちなみに「墓穴を掘る」の英語で調べても、この表現は出てこなかったので、わかりやすいよう意訳してくれているようです。

「やられた」ってところの英語のセリフが Ridley. になってますが、これは人物名です「リドリーの仕業だ」って感じ。

お気に入りポイント

行き詰った!って時に、ジェーンに報告という体で相談するリズボンがカワイイなぁ、というシーンです
そして、こうなることも読んでいて、ジェーンは次の策の準備中♪

話しは変わりますが、海外ドラマを見てて、気になるのが、電話に出る時に相手の名前を言うところです。
ここでも、ジェーンが電話に出た時、英語だと「Lisbon」って言っていて、吹替では「はい」になってます

”もしもし”感覚なのかって思うけど、語尾を上げて「リズボン?」って感じでもないんですよね。
自分の名前を言ってもいいのに、相手の名前を言うんだなぁって、何度見ても思っちゃいます。

【カテゴリー】お気に入りの会話集, シーズン62021.7.30

メンタリストS6-21 黒い取引より あらすじ・感想

The mentalist(メンタリスト) シーズン 6 第21話

BLACK HEARTS( 黒い取引)

※ネタバレを含みますのでご注意ください

前回、遺体が発見された医療センターを捜索すると
流れ作業のように臓器を摘出する業務と化していることがわかります

拘置所にいたカシミ兄弟も殺され
押収したトラックの所有者の特定にもてこずる中
それでもチョウは、もう1台のトラックに乗っていた女性たちを救出するため奔走します

一方、パイクの計らいでDCから仕事のオファーも受けたリズボンは
いよいよ決断を迫られます

医療センターの関連者を調べていたワイリーは、マイケル・リドリーという
医療センターだけでなく、押収したトラックを所有する会社のオーナーでもある人物にたどり着きます

ジェーンとリズボンが話しを聞きにたずねますが
「なんという偶然だ」とはぐらかされ
2人が帰った後、リドリーは手下のアンソニーに後始末を命じるのでした

鑑識の調べでDNAから、7年前に医師免許を失った男
アレグザンダー・ラークの関与が浮上します

ラークの娘、エイプリルから情報を得て、チョウとフィッシャーが逮捕に向かうのですが
後始末に来ていたアンソニーが仕掛けた爆弾で3人とも負傷してしまいます

しかし命には別条はなく、ラークから
人身売買と臓器売買について事情を聞くと
少なくとも6年前から、組織的にそして業務的に犯行は繰り返されていたのです
この証言を受け、リドリーを逮捕するのですが、すぐに保釈されてしまいます

出てくるのを待ち構えていたジェーンに、リドリーは
悪事は犯していない、重要な人々の命を救うためだと言い切るのでした

アボット達はラークから、さらに情報を聞き出そうとします
顧客についてはリドリーがパスワードを掛けたPCで管理していて
知らないと、言うラークでしたが
偶然見かけたナイジェリア人の客こと
そして手下の腕にタトゥーがあったことを白状します
しかし、翌朝、拘置所でラークが首をつっているのが発見されます
傍らには、前夜アンソニーが盗んだ、ラークの娘エイプリルのネックレスがありました

ラークという大きな手掛かりを失いますが、ナイジェリア人の情報を追い
リズボンとフィッシャーは宿泊先に向かいます。
ところが、リドリーから連絡を受けて出国した後
万策尽きたリズボンがジェーンに状況を伝えると「いい案がある」と協力を頼まれます

ジェーンは証拠保管庫で、医療センターから押収したものをいくつかポケットにしまい込むと、リドリーに会いに行きます
そして隙を見て、薬を盛り、医療センターへと連れて行きます

意識が朦朧としているリドリーが見たのは
手術着を着たジェーンとリズボンが、ベッドに縛られた男性を生きたままメスで切り裂く姿でした
しかし、リズボンが手にしていたのは血のりを含ませたスポンジ

呻きもがいていた男性が力尽き、だらりと下がった手には、アンソニーのタトゥがあります
血だらけのジェーンがメスを持ってリドリーに近づくと
なんでも話すから止めろ
とリドリーはPCのパスワードを白状するのでした

もちろんこれは違法捜査のため、リドリーは弁護士と共に抗議しますが
ジェーンは「彼は終身刑だ、僕なら減刑のために話しをでっちあげる」と否定します
リドリーは「彼は部下のアンソニーを殺した」と主張しますが
アンソニーは今まさに、生きて留置場にいると知らされるのでした

そのころ、ワイリーは楽しそうに腕のタトゥを消しているところでした
リズボンとジェーンはアボットから真偽のほどを問われますが
ジェーンはごく自然に否定し、アボットもジェーンを退室させますが
リズボンだけ残されます
そして「ジェーンはうそつきだ。でも君は違う、誠実で良い人間だ。」と言い
もう一度、リドリーの申し立てについて尋ねます
しかし、リズボンは「ジェーンの言ったことは本当です」とウソをつきとおすのでした

船の行方を追っていたチョウの方はというと
30人の女性たちを救出することに成功していました
ついに、ダニエラとエイミーは再会を果たしたのです

アボットの部屋から出てきたリズボンはパイクに
あの仕事を受けることにしたと伝えます
とうとうDC行きを決断したのです
するとパイク、今度は「結婚してくれ」とプロポーズします
新たな大きな申し出に戸惑うリズボンに
「君は手ごわいな」と再び考える時間をくれるパイク

リズボンはカウチで本を読んでいるジェーンに歩み寄りますが
「アボットをだませた?」とパイクとのことには気づいていない様子のジェーンに
何も切り出せず、「また明日」と帰るのでした

感想

ラーク役のロバート・ジョイ(Robert Joy)はCSI:NYで検視官のシドを演じていた方です
あの便利メガネが印象的な、優しいシドがぁ!
でも、善悪の違いはあれどやっぱりお医者さんなんだねぇって思いました

しかし、こういうビジネス化してる犯罪が一番恐ろしいですね
シリアルキラーとか猟奇殺人よりも、どこかで進行中な気がしてゾッとします

ようやくエイミーを見つけ出したチョウの優しい笑顔が救いでした

チョウと言えば、リズボンとの休憩室でのシーン、良かったなぁ
まぁ、リズボンが求めてた回答ではなかったと思いますが・・・
めっちゃいい話ししてます。そして、照れ隠しか「昼飯の時間だ」って感じで
さっさと行っちゃいます(笑)

ああいう時、決断を尊重してくれるのはありがたいけど
相談したいってことだと思いますよ、チョウ捜査官!
付き合いも長いし、忌憚のない意見を言う人だから
リズボンも何かズバッと言ってくれる気がしたんじゃないでしょうか
「こんなに迷うなんてあなたらしくない 本当に行きたいんですか?」
とか、素朴な疑問って感じで言って欲しかったなぁ

リズボンは、この違法な作戦に協力したことで
このままジェーンといたら自分はダメになる
と思ったからこそ、DC行を決めたんだって思ってたんですが
今回、もう一度見返してみて、ちょっと違うのかもって気がしてきました

ます、チョウにDC行き(たぶん止めて欲しかった)の話をしたとき
CBIに来た時、辞めたかったけど、あなたの仕事ぶりを見て思いとどまった
って言われたり、アボットにも「君はうそつきじゃない」と言われ
2年前のことも、大陪審での黙秘のこともふくめ、ジェーンを守るためには
自分が本来持っていた正義感や信念を曲げてしまっていることを痛感したんだと思うんです
それって、認めないようにしてたジェーンへの想いを自覚することでもあったのかなって。

正直に話せばジェーンも、おとがめなしとはいかないだろうから
最後にもう一度、ジェーンを守るためにウソをつきとおす覚悟を決めた
でも、誠実な自分を信じてくれてる仲間を裏切ってしまったから
もうその人たちと働く資格も、ジェーンと働き続けたいと言う権利もない
ケジメとしてここを去る決断をした、ということなのかな~なんて。
うーん、でもこれは時代劇好きな私の日本人的発想なのかなぁ。

ウソが下手なリズボンは、最初の「No」の時は、私にもバレバレな動揺したNoでしたが
一人残されて、再確認された時の No に、そんな思いを感じてしまいました

4月から始めたスクリプト勉強法で見返してきたメンタリストの第2章
ついに次回、シーズン6の最終話です~
ここまで来たかぁ
20話の「黙秘します」きかっけでスクリプトの存在を知り
22話のセリフを全部ちゃんと知りたくて、始めたお勉強なので感慨深いです
と言っても、まだたったの14話分、全体の10分の1しか終わってないんですけどね(笑)

【カテゴリー】あらすじ・感想, シーズン62021.7.27

メンタリストS6-21 黒い取引より:フレーズ紹介

The mentalist(メンタリスト) シーズン 6 第21話

BLACK HEARTS( 黒い取引)

Thanks for your time.
「そうか ありがとう」
I stand corrected.
僕が間違ってた
How'd it go with Abbott?
「アボットをだませた?」

Thanks for your time.

話しを聞きに関係者のところに行った時など
立ち去る前に言う定番フレーズです

訳は「ご協力ありがとうございました」だったり「お時間どうも」だったり

ビジネスシーンでも、取引先を訪問した際に帰り際に使えるフレーズです

I stand corrected.

正しい状態に立つ??なんだこれって思ったフレーズです
慣用表現なのか、これで「自分の間違いを認める」という意味になるそうです

このエピソードでは、ジェーンがこれはスッコチだよって断言したけど
ボトルを見せられて、確かにスコッチじゃないってわかった際に、このセリフを言ってました

1回しか登場しないフレーズですが、ビジネスシーンで使うこともある表現のようなので、ご紹介です

How'd it go with Abbott?

吹替だと「だませた?」となってますが、
How'd it go で「どうだった?」とか「うまくいった?」という意味なので
アボットに嘘をつくしかないシチュエーションだったこの場面では
「うまくだませた?」となるようです

略さずに言うと
How did it go
になるようですが、両方合わせても15回くらいしか登場しないフレーズでした
便利フレーズっぽいのに、ちょっと意外
ちなみに、略さずに言ってるのは、リズボンがジェーンと電話で話していて
「え?聞こえない、何?」ってシチュエーションで
はっきりと言ってる時だったので、略して言うのが一般的なようです

このフレーズが使われているのは、だいたい誰かと会ったあとで
「どうだった?」とか「あれ、どうなった?」
と、話し合いの結果を聞いてる印象です

9話目の青い楽園でも、ジェーンがアボットと会ったあと
キムにこう聞かれてたり
前出の電話の時も、ジェーンがボスコと会った後でした
今回も、自分が席を外したあと、どうなったって感じ

試験があるとか、告白するって言ってた友達に翌日あった時とか
「どうだった?うまく行った?」って聞く時にも使えるフレーズです

【カテゴリー】ドラマは3文の得, シーズン62021.7.26