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メンタリストS6-12 金のハンマー:お気に入りの会話「懐かしの張り込み」

The mentalist(メンタリスト) シーズン6 第12話

THE GOLDEN HAMMER( 金のハンマー)

別人が逮捕されたことで油断した犯人が、再び取引するために現れると踏んだジェーン達が、ベンチのところで張り込みしているシーンより

最初は、ジェーンの仮説を信じてない捜査官たちが若干だらけた感じでしたが、エイブリーが現れたことで一気に緊迫した空気に。そして逮捕劇を繰り広げてるわけですが、ジェーンはリズボンと仲良く並んでベンチで見物です
本当はリズボン、ジェーンを置いて逮捕にしに走らないといけないのでは・・・(笑)

Jane

This is like a stakeout of old.

Jane

You, skeptical and grumpy.

Jane

Me, confident, cheerful.

Lisbon

You're only being cheerful to irritate me.

Jane

I'm cheerful because I get to sit here with you in this park on such a beautiful day.

Lisbon

Son of a gun. It's Avery Schultz.

Jane

Gesundheit.

Jane

Is that a real person?

Lisbon

It's the CEO's secretary.

~中略~

Lisbon

I would have never thought it was her.

Jane

Huh! Really?

Jane

You surprise me.

Jane

You normally have such good people instincts.

Lisbon

I do?

Jane

No, I'm kidding.

Jane

Well, I was kidding that I was kidding.

Jane

You have very good people instincts.

Jane

It's just you're people skills are a little...

Lisbon

Oh, you're hilarious.

Jane

Yeah. Nicely done, Cho.

Jane

You look great in that hat.

英語のこと

stakeout アメリカ英語の口語で「張り込み」

grumpy 「気難しい」「不機嫌な」という意味で、ジェーンがリズボンに時々使う単語です

Son of a gun サノバガン 「おっと」とか「くっそ」とかちょっとお行儀の悪いスラング

Gesundheit これドイツ語でした。英語の bless you と同じように、誰かがくしゃみをした時などに言う決まり文句だそうです。リズボンが驚いてサノバガンってつぶやいたのに対して、言ってると思われます

訳としてはつけようもないので、吹替でも字幕でもスルーされてます。

今回、吹替の訳をそのまま載せてますが、話しの流れの都合上、意訳が多いです

「何してる人?」のところも、直訳するなら「実在する人?」ってセリフです。これは、その前の張り込みで

theoretical spy(理論上のスパイ)つまりジェーンが言ってるだけって感じにされてたのを受けて、皮肉も込めて言ってます

あと、 you're hilarious. も本来なら「ご機嫌ね」って意味です。
たぶん、その前の cheerful (愉快な)からの、極限形容詞 hilarious(大変陽気な) と言ってるので、真意としては確かに「ムカツク」って感じですよね(笑)

最後の You look great in that hat. は人を褒める時に使える便利フレーズでした

いやぁ、本当にこっちこそ「懐かしいね、こういう張り込み」ですよ!

このメンタリストらしい笑いのセンス、大好きです
ちゃんとその単語を使う意味があるって単語が多くて、なるほど~って思いながらスクリプト読んでました

リズボンはジェーンに褒められると、素直に「本当?」って喜ぶのがキュートですね
冗談って言われて、「なんでやねん」なツッコミが入ってました(笑)

シーズン6後半の中で一番好きなシーンのご紹介でした~

【カテゴリー】お気に入りの会話集, シーズン62021.6.26

メンタリストS6-12 金のハンマー:お気に入りの会話「デート?」

The mentalist(メンタリスト) シーズン6 第12話

THE GOLDEN HAMMER( 金のハンマー)

事件の手がかりをつかんだジェーンが、フィッシャーの車にこっそり乗りこんで二人を驚かせたシーンから

後部座席からひょっこりはんしてきたジェーンに驚くリズボンとフィッシャーが面白い♪

Jane

But the good news is, tomorrow, at around 2:00, this case will be cracked.

Fischer

You sound awfully sure of yourself.

Lisbon

Always.

Lisbon

So, what's going on tonight?

Jane

Tonight I plan on painting Houston red.

Lisbon

Where's Cho?

Jane

Arm-wrestling with some heavy objects at the gymnasium.

Fischer

Oh, I just want room service.

Lisbon

I happen to have a date.

Jane

Sorry? A date?

Lisbon

What, like I couldn't possibly have a date with somebody?

Jane

You have a date in Houston?

Lisbon

Yeah.

Lisbon

Remember Osvaldo Ardiles?

Jane

Ardiles?

Jane

Two words, tasseled loafers.

Lisbon

He's not a bad-Iooking man.

Fischer

Tasseled loafers?

Fischer

Oh, wait. Hold on. Back up.

Fischer

You said you already solved the case.

Fischer

Are you gonna tell us how?

Lisbon

Oh, ask him, and he won't tell you.

Lisbon

Pretend you're not interested, and he might.

Fischer

I'm not even gonna try.

Jane

I'm sorry.

Jane

You said, uh, "date" and then the subject changed.

Lisbon

Yeah, okay.

Lisbon

It's not exactly a "date" date.

Lisbon

It's a business thing.

Lisbon

He is flying in on a private jet from Chicago.

Jane

Wow, that's very impressive.

Jane

Why?

Lisbon

I don't know.

Lisbon

I'll find out tonight.

ジェーンってば、仮説の段階ではチョウを連れて行って、「ジャジャーン」って感じで言える段階になったから
車に忍び込んでリズボンを待ってたんですよね~☆「ねぇねぇ、すごいでしょ、褒めて褒めて~」

ハイッ。英語の話しも忘れずにしましょう

(sound / be) ~ sure of yourself で「自信満々」という意味で、自信の度合いを強めるために ~ のところに
pretty などを入れるようです。フィッシャーは awfully (とても、ひどく)を使って、いぶかしがってます(笑)

それから、面白いなと思ったのが
painting Houston red
という表現。ここではたまたまヒューストンにいるので「Huston」になってますが、一般的には

paint the town red
で、「飲み明かす」「パーッと派手に騒ぐ」という意味があるそうです。

リズボンは、フィッシャーに説明したように「解決する」って話しをわざと無視して
今夜はどうするの?って興味ないふりをしたんでしょうが、同時に、アルディレスのこと言いたくて話しをふってますよね~

ジェーンも、出先のヒューストンでデートってことに驚いたのもあるでしょうが、デート発言にちょっと動揺してますよね
「飾り付きローファー野郎」呼ばわり(笑)するし、話しの腰を折ってきたフィッシャーを邪魔そうに一瞥する感じも最高!
そして、そのまま聞き流すわけにはいかん!と話しを戻しちゃってます♪

リズボンも、ちょっとはぐらかしてみればいいのに、バカ正直に実は仕事なのとすぐ教えちゃうのがかわいい
でも「シカゴから専用ジェットで来るそうよ」と付け足してました
アルディレスに興味はなくても、乙女心としてはちょっと人に言いたくなっちゃいますよね♪

何度見てもニヤニヤしちゃうお気に入りのシーンです

【カテゴリー】お気に入りの会話集, シーズン62021.6.25

メンタリストS6-12 金のハンマーより あらすじ・感想

The mentalist(メンタリスト) シーズン6 第12話

THE GOLDEN HAMMER( 金のハンマー)

※ネタバレを含みますのでご注意ください

ヒューストンで地図作成エンジニアが過剰摂取が要因の心不全で亡くなり、なぜかアボットのチームが担当することになります

ジェーンには機密事項を扱う権限がないと、お偉いさんがわざわざ言いに来るような事件でしたが
アボットの計らいで、ジェーンも機密事項も扱えるようになります

被害者チャールズの部屋は、飾り付けが子供っぽく
ジェーンは、そこにあった不釣り合いな経済新聞に興味を示し
勤め先に聞き込みに行くリズボン達とは別れ
ひとり、ダイナーで新聞を観察し、暗号を発見します
チョウを呼び出したジェーンは、この新聞はスパイが連絡を取るために使ったもので
チャールズは誰かが新聞を置くところ見て、横取りしてきたというのです

渋々付き合うチョウでしたが、ワイリーの助けも借りて、チャールズの足取りを追うと、ジェーンが言った通りのベンチが見つかります

一方、聞き込みに向かったリズボンには、懐かしのアルディレスから電話が掛かってきます
相談したいことがあるからシカゴから会いに来るというのです。
今日はデートなの、と冗談を言うリズボンに、ちょっと気が気でない様子のジェーンでしたが
アルディレスの相談は、盗聴されている気がするというものでした。

翌日、例の新聞をベンチに置いて張り込みをしていると
その新聞を取りに男が現れ、ジェーンの仮説は証明されました。
しかし、機密情報の漏洩はあったものの、取引相手のことは知らないと言い
ジェーンも、「殺してない」と言う言葉に嘘はないと判断
そして、情報を売っていた人間が犯人だから、油断するように他の人を逮捕しよう
と提案しますが、もちろん、ウソの容疑で人を逮捕できないとアボット達に断られてしまいます
しかし、チャールズの弟カーティスをわざと怒らせ、暴行罪で逮捕するのでした

当然カーティスは不当逮捕だと主張しますが
国の安全のため、お兄さんのため我慢して、とフィッシャーが押し切り
チャールズの勤務先に事件が解決したと伝え、犯人が動くのを待つことに

再び、ベンチで張り込みをしていると、現れたのは社長秘書のエイブリーでした
病気の母親のことや、自分のドラッグ代でお金に困っていたところにつけこまれ
深入りしてしまったというエイブリー
チャールズは「反逆罪だから、やめないと」とエイブリーに警告してくれたのですが
エイブリーは彼の口を封じてしまったのでした

一方、アルディレスの件を調べていたグレイスは
妄想ではなく、実際に盗聴されていることを突き止めていました
そのことをアルディレスに伝えようとしてたリグスビーですが
連絡しても捕まらず、携帯の位置情報が示す場所へと向かいます

しかし、盗聴されていたのはアルディレスだけではなく
グレイスたちも含めたCBIチーム全員だったことを発見するグレイス
留守電にメッセージを残しているころ、リグスビーは
椅子に縛られ、殺されていたアルディレスを発見するのでした

感想

このエピソードは、Jisbon愛好家にとっては、サービスもりもりの回になってます
萌えポイントがたくさん(笑)

ジェーンが大嫌いな、これぞお偉いさんって感じの人が来たシーン
お偉いさん対応を今はフィッシャーがしてくれるものだから、リズボンは「なんかこの部屋、水槽の中にいるみたい」と雑談を始めるのですが、フィッシャー達の会話で、唇を読んでたジェーンに「無意味な質問で 邪魔しないで」と言われて
「了解 ボス」
と切り返すリズボン(笑)
そこから「なんでそんなこと言うの、僕たち対等な相棒だろ」と
イチャつきトークに発展するのですが、その時、「また始まったよ」って顔のチョウが映るのが最高(><)
懐かしさも感じたはずですけどねぇ、にやりともせず書類を見始めるあたり、さすが慣れていらっしゃる

そして、アルディレスから仕事の件で相談があると電話があったわけですが
ヒューストンにいるリズボンに会うため
プライベートジェットでシカゴから来るといわれ
本当に仕事なのよね?と確認するリズボン
いまいち、地理がわからないので、確認してみました。

確かに、アメリカの中では東よりではあるけど、南北に1000キロくらい離れてました。
日本で例えると、北海道から鹿児島に行く感覚。
今日のディナーの約束をするには遠いので、「え、な、なに?」って思うのも納得ですね。

それを踏まえてみると、ジェーンがフィッシャーの車にこっそり乗りこんでたシーン
さらに面白いですね~
この会話は、お気に入りの会話集で紹介予定します

結局は、全然色っぽい話ではなく、盗聴の相談を受けたリズボン
翌日の張り込みで、ジェーンにそのことを伝えるのですが
誰も張り込み中の捜査官とは思うまい、という
くつろぎトークをする二人☆
これもお気に入りの会話集で紹介予定します

DVDにはカットされた未公開シーンが入ってるんですが
その中に、アルディレスの同居人が来た、というセリフがあります
お金持ちのアルディレスがルームシェアしてるわけないし、恋人ですよね。
昔はどうかわからないけど、「会いたかっただけ」説はハズレてました。
ジェーンの嫉妬が生んだ妄想?!

このあと、もう一度張り込みをするのですが、こちらも傑作
リズボンは面が割れているので、黒いサングラスに黒い大きな帽子と
むしろ目立つのでは?!という格好にもかかわらず、シレッと座ってるし
ジェーンは久しぶりの張り込み(さっきもしてたけど)でウキウキ
「君と一緒に座ってるのが 楽しんだよ 公園で こんな天気のいい日にね」
なんて言ってます。
やっぱりこの二人の軽妙なトークは楽しいですねぇ

しかし、最後、可哀そうにアルディレスは殺されてしまいます。
みんなして散々「神経質」だの「ちょっと変よ」とか言っていましたが
実際に盗聴され、狙われていたのです

この後、数話、シリアスな展開もありつつ進んでいきます。
さらにその後は、Jisbon愛好家、試練の時が待っている・・・

【カテゴリー】あらすじ・感想, シーズン62021.6.24

メンタリストS6-12 金のハンマーより:フレーズ紹介

The mentalist(メンタリスト) シーズン6 第12話

THE GOLDEN HAMMER( 金のハンマー)

Don't take it out on her.
彼女には何の責任もないんだから
I believe it was four years or so.
確か 4年くらい前からかな
You're buying.
あなたのおごりね

Don't take it out on her.

ジェーンがお偉いさんに失礼な発言をしたことで、フィッシャーが怒られて謝ったあとのジェーンのセリフです

吹替の訳ではその後のセリフと合わせて「彼女には何の責任もないんだから」となっていますが
take it out on で 八つ当たりするという意味で
「彼女にあたらないで」というフレーズです
あら優しいって一瞬思いますが、ムカついてる時のジェーンが相手を言葉攻撃してる流れなので、そこまでフィッシャーのためを思って言ってるわけではないのかも・・・

それはさておき、日常会話で、なんで私にあたるのよって思うことありますので
Don't take it out on me.
と切り返せるようになりたいものです。

I believe it was four years or so.

はっきりと「4年前です」とか言いきれないことって多いので(年を重ねるにつれ・・・)
このあいまいに言う表現、便利だなと思いました

or so を付けると 「4年くらいかな」って感じになるそうで
今回初めて出会った表現でした

私が「4年くらい前」というなら、
about four years ago
一択で、これでも意味は通じてはいましたが
or so の方がこなれた感じがしますよね

メンタリストのセリフで検索すると
他にも 50 acres or so. 50エーカーくらい
など、何回も出てきてました

You're buying.

転職してお金持ちそうなアルディレスに、リズボンが言ったのがこのセリフ

一応、あちらから仕事がらみで相談がある様子だから、じゃあ、おごりねって流れですが
何しろ、プライベートジェットでシカゴから来るって言ってるので
どんな理由であれ、もう彼のおごりで良いでしょう(笑)

ちなみに、私は
It's on me.
「私のおごりよ」
ってフレーズは知っていたのですが、この表現は知らなかったので
最初、「買うわ??食事に行っても良いよってことかな?」と思ってました。

9話目で、ジェーンがアボットの提案を断るときに
I'm not buying it.
「断る」
と言っていたので、断らないってことなのかなと。

でも、そうではなく
You're buying. とか I'm buying. で
おごる、と言う表現だそうです。
肝は「it」のあるなし。

おごるという意味で使うなら、it が不要だそうです。
微妙な違いのわりに、意味が全然違う・・・

【カテゴリー】ドラマは3文の得, シーズン62021.6.23