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メンタリストS6-9 青い楽園【考察】僕の条件とは

The mentalist(メンタリスト) シーズン6 第9話

MY BLUE HEAVEN( 青い楽園)

あの黄色いナプキンに書かれた、ジェーンの条件
これも、はっきりと読み取れるように数秒間映るわけでもないし
ジェーンやアボットが読み上げてもいません。

セリフとして言及しているのは、アボットに電話で、
「ただし、条件がある。君の上の人間にその条件を必ず飲んでもらう」
「あと、リズボンを呼べ、リズボンがいなきゃ 僕は働かない」
と条件とは別に、リズボンのことを付け足した感じ

次に、アメリカに戻った後、FBIでアボット側の条件を聞いた時に
「第一に 保護観察はお断りだ」
「第二に リズボンが僕と組むこと」
と言っているので、普通にエピソードを見ただけだと
いくつか箇条書きされてる条件のうち、1個目が免責系、2個目がリズボンと組むことなのね、と解釈しちゃいます。

だがしかし!このナプキンも気になってネットで探していたら、クリアに文字が見える写真をアップしてるサイトがありました
参照サイト
https://thementalist.fandom.com/wiki/My_Blue_Heaven?file=Mentalist_napking_terms.jpg/

これも、制作陣、ファン心理をわかってないなぁって言いたい。
もう、萌えポイントしかないです。これも頑張らないと知ることができないなんて、もったいない!!!

ジェーンがナプキンに書いた条件

  • Must work directly with Teresa Lisbon.
  • All criminal charges must be dropped.
  • Transportation must be provided, possibly in the form of an Airstream trailer Number LVB-70H
  • Adequate supply of tea must be available at all times. Twinnings English or Scottish Breakfast. No other brands acceptable.
  • A workspace to my specification will be provided, couch included.
  • In addition to salary, all expenses of employment including but not limited to travel, meals, books, and all incidentals to be paid for by F.B.I.

細かく見てみましょう

1個目
「リズボンと組むこと」
何と言っても、1個目の条件がこれなんですよ。
最低20年の懲役刑になる起訴取り下げより先です。
Mustとdirectlyとか、気持ち入ってますね。
ただ同じ職場に配属させるんじゃなくて、直接一緒に組むのがマストです、ということですもんね。

2個目
「全ての起訴を取り下げること。」
保護観察もなしだよとか具体的には書いていません。

3個目
「移動手段を用意すること、できればエアストリーム(キャンピングカー)で」
この段階でエアストリーム指定してたんだぁって驚きました。
そして、3個目でもうこんなどうでも良い内容(笑)

4個目
「紅茶を常備すること。トワイニングのイングリッシュブレックファストかスコティッシュブレックファスト指定。」
まぁ、ジェーンの必需品ですけど、4個目の条件がこれって。。逃亡者の自覚なさすぎ(笑)

これまでのインタビュー等で、「ジェーンが飲んでる紅茶はいろいろだけど、ラプサン・スーチョンが多いかな」みたいなことが言われていましたが、これ高級品なので、常備するなら遠慮してトワイニングなのかな(笑)
ちなみに、私のお気に入りはまさにトワイニングのイングリッシュブレックファスト(またはオレンジペコ)なので
めっちゃうれしかったです♪イエーイ、ジェーンと一緒だ

5個目
「カウチを含めた、指定した仕事場を用意すること」
これ、訳が全く自信ないですが、まぁカウチを用意しろってことですよね。

6個目
これはまたお手上げです。伝わるが訳せない・・・
諸々必要経費はFBIが払ってねってことですよね。

以上、いかがだったでしょうか?
この条件を知ってるか否かで、後のエピソードの楽しみ方が変わってきますよね??
FBIでジェーンを待つチョウが、ジェーンが渡したコピーを読み上げてため息をつくシーンでもあったら、その後のチョウの態度やセリフにも納得できるし、一石二鳥だったんですけどねぇ

それにしても最初の2個以外は、他に書かないのも恥ずかしいから書いたみたいな、おまけの要素だけで、結局、1だけが重要で、そのためには免責が必要ってだけじゃん(><)

アボットもその辺を察して、リズボンも雇うことをすぐに承諾してたら、すんなりと行ってたかもしれませんよね。
だって、免責のことなんて、ジェーンなら後からいくらでもやり込められたはずで、それこそ例のリストを渡すのだって、働き始めてからでも遅くなかったんですよね。
でも、アボットが「リズボンは必要ない」って言ったもんだから、そのまま対決モードに入って長引いてしまった感じ。

リズボンが監視役ってことで一時的に保護観察になるなら、ジェーンもその状況を楽しんじゃってたかもしれません。むしろ、そんなお話し見たかったなぁ
例の靴下を履いた足に、追跡装置つけたジェーンがリズボンの後をうろちょろしてるって、「愛犬」感が半端ないっす(笑)

妄想が膨らみはじめたので、今日はこの辺で。

【カテゴリー】深掘り!考察コーナー, シーズン62021.6.22

メンタリストS6-9 青い楽園【考察】手紙にはなんて書いてあるの?

The mentalist(メンタリスト) シーズン6 第9話

MY BLUE HEAVEN( 青い楽園)

島で過ごしているジェーンがリズボンに送った手紙、内容が気になりませんか?
最初の方はジェーンが読み上げていて、結びの言葉は書いているシーンがありますが、その時にチラリと見える手紙、絶対読み上げた内容より長いですよね。というか、イルカの話しで終わるって変だし。

そんなわけで、DVDを一時停止して何とか読もうと試みましたが、画面がブレてしまうのと、そもそも筆記体で書かれた手書きの文字を読むのが私には難しい・・・と言うことで、またまたネットで検索しました。
すると、ありがたいことに、英語のサイトですが、読める範囲で文字に起こしてくださってる方がいらっしゃいました!
ファンってすごい(感動)

★参照サイト
https://argentinefangirl.tumblr.com/post/68759554958/janes-letter-to-lisbon

手紙の内容:前半

まず、ドラマの中でジェーンがちゃんと読み上げている部分から

Dear Lisbon.

I hope this finds you well.
All is well here.
I have my routines.
Weather’s finally turned. It’s a little cooler, far from cold.
But the ocean’s still warm.
And with the warm ocean currents comes an abundance of sea life.
Just yesterday, l watched a pod of dolphins play so close to shore I could almost touch them.
They’re the kind of things I think you’d enjoy.

この手紙は届いたかな
こっちは順調だ
日課もできたよ
ようやく涼しくなってきた ほんのちょっとだ 全然寒くはない
海はまだあったかいよ
そのあったかい海流に乗って いろんな海の生き物がやってくる
昨日はイルカの群れが 浜の近くで遊んでてあとちょっとで触れそうだった
君もきっと気に入ると思うよ

手紙の内容:中盤

ここの英文は先ほどリンクを貼ったサイトからの引用になります
見えないところは[...]になっていたり、拾えた単語だけの行もあります
単語の意味や、私なりに訳した内容を下に載せていますが、ちゃんとした字幕や吹替のセリフが存在しないので、参考程度に。。

you enjoying
I’m sure you’ll
society
would be foolish not to take you/your
I’ve found a tailor. Yup. A real bespoke […] of thing.
I explain what I want and, he doesn’t […] and then he does it anyway.
Despite his sometimes poor taste, his work is excellent.
I think you might be surprised at the look.
Maybe one day you’ll get to see it.
Let’s just say, I’ve gone native.

最初の4行は、断片なので訳しようもないですが、主語が「you」だから、リズボンの近況をたずねてるのかなって感じです。
4行目は、がんばってここだけを訳したら、「君を連れて行かなかったのはバカだった」みたいな意味なので、あの対決の時にリズボンを連れて行かなかったのはってことなのかなぁ、なんて想像してみたり。

5行目
「bespoke」が、あつらえるとか、オーダーメイドできるという意味なので
「仕立て屋さんを見つけたんだ。本物の、オーダーメイドできる店だ」
って感じでしょうか

6行目
「要望は伝えたけど ・・・ とにかく作ってくれた」って感じですね
彼が何をしなかったのか[…]でわかりませんが、この後のドラマのシーンと合わせて考えると、スペイン語が通じなかったか、もしくはヴィクトール(仕立て屋さん)が自分のこだわりを主張してきたか(笑)

7行目
「Despite」が~にも関わらず、と言う意味なのと、ドラマの中のチャレテラス(肩章)のくだりを合わせて考えると
「たまに悪趣味な点をのぞけば、彼の仕事はすばらしいよ」って感じですかね

8行目
at the look が「見た目」なのか「見たら」なのかわからなかったんですが後者と考えて
「君も見たらきっと驚くよ」

9行目
get to see で「見ることができる→見られる」だと思うので
直訳だと「いつか君も見られると思う」って雰囲気ですが、
「いつか君に見せたいな」っと言いたいのかなと思ってます。難しい!

どちらにしろ、この2行はリズボンがジェーンのシャツを見る話しをしてるので、「会いたいな」っとまとめて良いかと思います(意訳にもほどがある)

10行目
これが私には難しすぎるんですが、前半が「とりあえず~とだけ言っておくよ」、go nativeが「現地の人のようにふるまう」と辞書にあったので
「とにかく、すっかりここになじんでるよ」
と言いたいのではないかと思われます

手紙の内容:後半

最後の数行が、めっちゃ重要です。これを見て、必死こいて探した甲斐があった~って思いました

I’ve been meaning to apologize for leaving you on the beach that night.
You being absent is the one thing that’s made this new chapter strange and sad.
Miss you,
U no hoo.

1行目
I’ve been meaning が「ずっと~と思ってた」なので
「あの夜、君をビーチに置き去りにしたこと ずっと謝ろうと思ってたんだ」

2行目
言いたいことは大体わかるけど、正確な意味を理解できてるのか、わかりにくい文章です。。これ、読み上げて欲しかったぁ。そしたらちゃんとした訳が付いたのに(T T)
being absent=不在  make A B =AをBにする なので
「君がいないことが、この新しい人生を奇妙で悲しいものにしてるよ」
「この新しい人生に、君がいないのが不思議で、悲しいよ」みたいなことでしょうか

3行目
これは最後に書き足してたところですね
結びの言葉で、別に深い意味もなく書く言葉でもあるようですが、全体を読んでみたら心からの miss you 「君が恋しいよ」に感じられますよね~

4行目
これが一番わからなくて、調べ始めたんですよね~
U = You、no = know、hoo = who、つまり You know who
「誰だかわかるよね」
と言うことだそうです。
ジェーンは逃亡中の身なので、名前は書かずにこう書いてるってことですね。

制作陣からしたら、小道具としてとりあえず全体を作ったのかもしれませんが
めっちゃ頑張らないとこの内容を知ることができないなんて、もったいないと思いませんか?!

この手紙、あの町の雰囲気からして、リズボンに届くまで1週間以上かかりそうですから
リズボンが最初にFBIに呼ばれた時には、まだ読んでいないはず。
「突然帰ってきて 勝手に決めつけないでよ」って言ってたリズボンですが
後から届くこの手紙を読んだら「ったく、本当ジェーンって勝手よ。」とか言いながら荷造り始めちゃいますよね♪

もうひとつ気になるのが、ナプキンに書かれた「僕の条件」でございます
こちらも後日アップしますので、良かった見てください

【カテゴリー】深掘り!考察コーナー, シーズン62021.6.21

メンタリストS6-9 青い楽園【考察】ジェーンはどこにいるの?

The mentalist(メンタリスト) シーズン6 第9話

MY BLUE HEAVEN( 青い楽園)

ジェーンがいる、あの島はどこなんだろう
このエピソードを見たメンタリストファンは、少なからずそう思ったはずですが、検索してもこれだ!と言う情報が見つけられませんでした

まず、前提として「ドラマの中では、はっきりさせてない」です
シーンが変わると、文字で「Austion Texas」みたいに、今いる場所が表示されたりしますが、島のシーンでは出てこないし、誰かのセリフとしても出てきません

はっきりしているのは、以下の2つだけ
スペイン語圏であること
犯罪人引渡し条約がない、もしくはあっても拒否する国だということ

※ジェーンがアボットとの会話で
The extradition laws are on my side.
(extradition law = 犯罪人引渡条約)
と言っているため

ただし、電話番号が側面に書いてあるバスが2回くらい映るので
そこに書いてある国番号58から、ベネズエラらしい、と推測できます。

アメリカのドラマでは、逃亡先としてよく出てくるのはメキシコなので
最初は、メキシコかなと思っていたのですが
アメリカとメキシコの間では犯罪者引渡し条約を結んでいます
メンタリストだけでなく他のドラマでも、メキシコで起きた事件の被害者がアメリカ人だと、捜査に参加したりしてるので、実際の引渡しにも応じるはずだから、メキシコは違うかなと思っています
ベネズエラについて調べてみたら、上記2つが該当していたし
島もたくさんあるようなので、カリブ海の島という設定なのかなと思っています。
ドラマの中だと架空の国名を使ったりもするくらいだから、たぶん逃亡先としてはっきりと国名を書くのは諸事情があってできないのかもしれませんね

しかし、ファン心理として知りたいのは、もう一つ「実際の撮影場所はどこなの?」ってところです
聖地巡礼したいじゃないですか!実際に現地に行けないまでも、グーグルマップとかでも良いから

でも、いつもめっちゃ参考にしているIMDbにもロケーション情報はありませんでした
エピソードによっては書いてあるんですけどね~。すっごく知りたいものに限って載ってない・・・
URL:IMDb(英語サイト)

結構な時間を費やしてネットでも調べましたが、どうしてもわからなかったんですが
意外なところにヒントがありました
ビーチつながりで、「そういえばジェーンが砂のお城作ってるエピあったよなぁ。検索疲れたし、癒されにいくかぁ」とシーズン1の3話を見てみたら、なんか青い楽園と似てる!
そして、こちらはIMDbにロケ地情報が乗っていました。カリフォルニア州にある
Leo Carrillo State Park
ドラマの中では、全然違う名前のビーチとして出てきてましたけど
Leo Carrillo State Park または Leo Carrillo State Beach
で画像検索してみたら、ここでしょう!と思える岩がありました。

私と同じように気になる方は、こちらをチェック!

Leo Carrillo State Park – North Beach

この写真と、ドラマの中の岩を見比べてみてくださいね
ジェーンとキムが出会ったシーンで、ジェーンの後ろに映ってる岩
3つに分かれてる感じとかソックリなんです
こちらのサイトに載ってる写真だとわかりにくいですが、他にも検索で出て来た写真とか
グーグルマップのストリートビューとかでチェックしたら、かなり似てます。

まぁ、公式にロケ地を発表していないので、確定はしませんが
私はもうここだと思うことにしました(笑)

とりえず、シーズン1の3話目でジェーンが砂のお城を作ったビーチではあるようなので
いつか、聖地巡礼に行けるとしたら、ここも行ってみたいなぁ
ちなみに、このビーチはロケ地としてかなり有名らしく
いろんな映画で使われているようです

【カテゴリー】深掘り!考察コーナー, シーズン62021.6.17

メンタリストS6-9 青い楽園より あらすじ・感想

The mentalist(メンタリスト) シーズン6 第9話

MY BLUE HEAVEN( 青い楽園)

※ネタバレを含みますのでご注意ください

さて、ひとつ前のエピソードでレッド・ジョンへの復讐劇に終止符を打った、The mentalist(メンタリスト)
ここから新メンバーが増えたり、全体の雰囲気も変わっていきます

MY BLUE HEAVEN( 青い楽園) というタイトルのこのエピソードは冒頭の「前回までのあらすじ」で、ジェーンがリズボンに「すべて終わった、さよならだ」と走り去るシーンの後、2年後に時間が進みます。

小学校の授業風景が映される中、リズボンの声が聞こえてきます。
「これが警察のお仕事です。」とお仕事紹介の授業しているリズボン
制服姿で「リズボン署長」と呼ばれています。

この段階ではまだはっきり書かれていませんが、リズボンはワシントン州(D.Cではなく)の事件なんてほとんど起きない平和な町の警察署長になっていました。

授業を終え、署に戻ったリズボンの元に、FBIのアボット捜査官が訪ねてきます。
ジェーンから連絡は?と聞かれ
「連絡はないし、正直、興味もない」
と答えるリズボン
でも、机の上の貝殻に興味を示したアボットは意味ありげに、「波の音が聞こえる」と耳にあてるのでした。

そして波の音が聞こえるビーチに場面は切り替わります。
シャツに巻きスカート(?)姿のジェーンがビーチをのんびり歩いています。

そしてリズボン宛の手紙を書き始めます
「この手紙は届いたかな こっちは順調だよ」と
その手紙を出しにお店に向かう道中は、異国情緒にあふれています

お店に着くと、顔見知りになっているジェーンは、スペイン語でごあいさつ
手紙の最後に「miss you」と書き足し、
昨日よりは安いけど、先週よりは高いという、不思議な料金体系の切手代を払います

外に出ると、子供たちにせがまれてコインの手品を披露するジェーン
喜んで駆け出した少年は、チンピラにぶつかりお尻をけ飛ばされてしまいます。

ジェーンは仕立て屋さんに立ち寄った後、いきつけのカフェへ
看板犬のヒューゴもすっかりなついていて、注文はいつもの「スクランブルエッグとミルクティだろ」と、店主とも仲良し。
そこで、アメリカから来た観光客と思しき女性と出会います

本を読んでいた女性に、「実をいうと、話し相手が欲しいんだ」と声をかけるジェーン
キムと名乗る女性と、散歩をしながら、まだ心の整理がついていなくて指輪も外せないと、いつもより心の内を吐露しています。
この楽園のような島で、くつろいでいるのかと思いきや、復讐を終えてもなお、気持ちが晴れることはないようです

そのころ、島にはFBIのアボット捜査官が到着していました。

しかし、切手を買ったお店でも「誰か僕を探してなかった?」と確認を怠らないジェーンは、ホテルの従業員、フランクリンとも仲良くなっていて、さっそく、「アメリカのデカイ刑事が探してる」という情報が入ってきます。

「僕に会いたい人がいるみたいだ」と言って、キムと共にジェーンは街に戻ります。
ちょっとぎこちなく、ディナーの約束をしてキムと別れたあとで、フランクリンに会うと、アボットが探しに来たこと、それとあの子供を蹴った男はオテロと言う麻薬の売人だと知ります。

ここは外国だし逮捕できない、とアボットにご挨拶だけしに行くジェーンですが
アボットは仕事のオファーをしに来たと言います。
FBIは、ジェーンに対する起訴をすべて取り下げる用意がある、ただし、FBIのために働くのなら。

でもジェーンはこの申し出を断ります。
「やらなきゃいけないことをやって 僕は前に進んだ」と。

ただ気になるのは、なぜここだとわかったのか。
答えはリズボンへの手紙でした。
サーカスの友人を経由して送っていたけれど、アボットに見抜かれてしまったのでした。

その手紙の宛先であるリズボンはと言うと、そのころリグズビーとグレイスと会っていました。
ネットセキュリティ会社と子育てで忙しそうな2人
リズボンはこの静かな暮らしがちょうどいい、と微笑みます

一方、アボットと別れたジェーンは、夜になってキムとディナーへ
仕事のオファーがあったことを話し、帰るのは逆戻りになるし、そんなの健全じゃない
と話しながらも、前の仕事は楽しかったとも。
そして、話し相手になってくれたことに感謝して
一人で良いと思ってたけど、やっぱり一人は淋しいね
と、心の内を話すのでした。

2人がダンスをしている頃、リズボンは部屋で手紙がたくさん入った箱から
ジェーンが送ったと思われる手紙を取り出し、読み返します。ワインを片手にくつろぎなら。

食事を終えたジェーン達が歩いていると、後をつけられてる気がするというキム
ジェーンが様子を見に行くと、オテロが現れ 「てめぇ 何様だ バカヤロウ」と暴行されてしまいます

キムの肩を借りてようやく部屋にたどり着いたジェーンは、気を失うように眠りにつきます
翌朝めざめると、キムがお茶を入れているところでした
戸惑いながらもお茶をすするジェーン
キムは仕事のメールが来てたから、もう行かなきゃと帰っていきます。

しばらくして、ジェーンが行きつけのカフェに行くと、いつもいるヒューゴの姿がなく
様子を見に裏に回ると、アルフレドがヒューゴのために穴を掘っていました。
昨晩酔ったオテロが来て、吠えるヒューゴを銃で撃ったのです。
どうするのかジェーンに聞かれたアルフレドは答えます。
「別に。仕方がない。こいつを埋めたら あんたのタマゴを焼くよ」
理不尽でも、耐えるしかない。
それが、ただ美しい楽園ではない、この町の姿なのです

表に戻ったジェーンのところに、本を渡しにキムが現れます。
そして、もしアメリカに戻ったら電話したくなるかもと
カウンターに置いてあったナプキンに、家の番号を書いて
「私は帰ることが後戻りだとは思わない。前に進めるわ。」
と言って、去っていくのでした。

しばらく考えた後、カウンターにずっと座っているロジャーを見つめるジェーン
昨日も、今日も、そして明日もそこにいるロジャー
ジェーンはペンを取り、さっきのナプキンの裏に、「僕の条件」と書き始めます

そして街に戻り、ホテルにいるアボットに電話をして
帰る準備ができた。ただし条件がある。
と切り出します。
条件を必ず飲んでもらう、あとリズボンを呼べ
と言い、用事を済ませたらまた連絡する、と電話を切るころには
もうワクワクした様子のいつものジェーンになっています。

オテロの情報をフランクリンから聞いたジェーンは、取引相手のベトナム人に会いに行き、オテロは情報屋になり下がったと、ウソの情報を流します

そしてアボットには、ホテルの一室で友達と飲んでいるからそこへ迎えに来てくれと、取引先の部屋番号を伝えます

ジェーンの思惑通り、取引先に踏み込んだ格好になってしまったアボットは、それでも売人達を取り押さえるのでした。
地元警察に売人達を引き渡したアボットの元に
「何かあったの?」
とシレっと登場するジェーン
条件を書いたナプキンを「サインしろ」と手渡します

そして連行されるオテロのお尻を、彼が子供にしたように蹴っ飛ばし 「てめぇ 何様だ バカヤロウ」 と言うと、いつものあの笑顔で「さあ 行こう」と出発します
ジェーンの素晴らしい助手、フランクリンともこれでお別れです。

そしてついにアメリカへ。
オースティン支局に入ると、FBIに転職していたチョウが待っていました。
予想外の再会をよろこび、ジェーンはハグしようとしますが、例のごとく、不動のチョウ。
全然うれしそうじゃないから、チップでも埋め込まれたのと尋ねるジェーンでしたが、チョウはFBIは融通が利かないからと、心配してくれている様子

そして、ジェーンが指定された部屋に行くと、そこにリズボンの姿を見つけ、ジェーンは笑顔全開
「会いたかった」とギュッとハグをする二人。

事情をよく知らされていない様子のリズボンに
「良い話だから」とちょっとはしゃいだ感じのジェーン

しかし、アボットの登場で状況は一変します。
アボットはあのナプキンの条件は無視して
ジェーンを保護観察扱いとし、何かあればすぐ刑務所に戻せる状態で5件間働くという条件を突き付けてくるのでした。
チームは用意してあるから、リズボンも必要ないと。

もちろんジェーンはナプキンを取り出し
「保護観察はお断りだし、リズボンが僕と組むのが条件だ」と反発しますが、アボットは
「ここはアメリカで、連邦職員である私が、その紙はただのナプキンだと言っている」
と言うのでした。

はめられたことに気づいたジェーンが、「これが条件だ。嫌なら断れ」と言われて条件を受け入れるはずもなく
「じゃぁ断る」と突っぱねます。
さらに、そこに島で出会ったあの女性、キムが「フィッシャー捜査官」として現れます。
全てを察したジェーンは、交戦モード突入です。
拘置施設に入れられることになりますが
「えり好みはしないけど、眺めの良い部屋が良いね。ダメなら紅茶が飲める部屋を」 と、わざとらしく両手を頭の上に持っていきます

全く話の見えないリズボン
「彼女だれ? 拘留施設って何?」
「大丈夫、心配ない」
とウインクするジェーンでしたが、さてどうなることやら。

感想

いやぁなるべく短くまとめようと思ったんですが、伏線もいろいろあって、長くなっちゃいました。

さて、このエピソードは、パトリック・ジェーンを演じているサイモン・ベーカーが監督をつとめています。
2時間構成でも良いんじゃないかと思うくらいですが、これを45分弱で描くんですから大変ですよねぇ

異国情緒たっぷりに描きつつも、後半はジェーンらしい展開もあり
気になる点もたくさんありすぎて、「面白かった」とかでは言い尽くせません!

いくつか、いや何個も考察したいところもあるし
ジェーン愛が止まらない感想とか、別の記事でアップ予定です。

このエピソード自体の伏線にはなっていないので、あらすじとしては仕立て屋さんのくだりを端折っちゃったんですが
ヴィクトールおじさんとのやり取り、良かったですね~
肩章をどーしてもつけたいヴィクトールと
それでも断るジェーン(笑)
私なら「・・・じゃ、じゃぁお願いします」って言っちゃう。

そして、追加料金なんて取らないよって言った時の従業員さんたちの動きとか
サイモン監督がエキストラの方たちも大事にしている感じが出てて好きです。

それと、フランクリン!めっちゃ良いキャラでした!
シャーロック・ホームズのベイカーストリート・イレギュラーズ(お小遣い稼ぎにホームズのお手伝いをするキッズ達)みたいに
ジェーンに優良な情報をたくさん届けてくれました。
「チップをけちる」って話の最後、ジェーンがめっちゃ良い笑顔を見せてくれるんですよねぇ

私の勝手な推測では、あれはサイモン監督としての素の笑顔だと踏んでます。
「そう そう クソケチ野郎」って言ったところであのシーンは終わりで
その後の笑顔は、カット後の「良かったよ~」だったのではないかと。
監督と兼任しているから、そういうところまで撮れちゃうけど、普通は後で編集するところ
あんまりにも良い雰囲気だから、そのまま使っちゃったのかなぁなんて思っています。
だって、それくらい自然な素敵な笑顔なんですもん。

Jisbon愛好家にとっては、特別なエピソードの一つですし、ジェーンのいろんな表情が見られて、ドラマとしてはおすすめのエピソードですが、英語の学習としては、微妙です。
何しろ、スペイン語での会話のシーンが結構あるので

それでも、私はすでに10回くらい見てますが(笑)
このエピソードで見つけた便利フレーズも別記事でアップしていますので良かったら見てみてくださいね。

【カテゴリー】あらすじ・感想, シーズン62021.6.9

メンタリストS6-9 青い楽園より:フレーズ紹介

The mentalist(メンタリスト) シーズン6 第9話

MY BLUE HEAVEN( 青い楽園)

みなさま、はじめまして。ドラスタ管理人のポポです。

当ブログ、最初の記事は、中途半端にシーズン6の9話目からスタートです

メンタリストファンなら「なるほど」と思っていただけると思いますが、第2章の始まりのエピソードということで、ここから始めてみました。

とくかく思い入れの強い、めちゃくちゃ強い(笑)エピソードなので、感想等は別の記事でアップしますが、まずはこのブログのメインコンテンツである英語学習から。

Dear Lisbon, I hope this finds you well.
リズボンへ この手紙は届いたかな
I wouldn't mind it.
もしできればね
Beggars can't be choosers, can they?
選べる立場じゃないし

Dear Lisbon, I hope this finds you well.

これはジェーンがリズボンに送った手紙の書き出しです。

吹替のセリフでは「この手紙は届いたかな」となっていたので、逃亡中の身だから「無事届いた?」って意味かと思ったんですが、ごく一般的な手紙でも使われるフレーズで
お元気ですか、というニュアンスだそうです。

手紙だけでなく、メールでも使えるフレーズです。

私の英語力だと、「How are you?」しか出てこないから、へぇと思ったフレーズでした。

thisの後ろには「letter」が省略されているので、
I hope this e-mail finds you well.
と書いても良いようですが、略した方が万能な感じがしてありがたい。

I wouldn't mind it.

これはキムが「読み終わったら本をあげようか?」と言った時のジェーンの返事です。

そのまま解釈したら「私は気にしません」「それでも構いません」って聞こえるのでちょっと偉そうな感じがしたんですが、調べてみたら「そうしたい」「それも悪くない」という意味になるそうです。

なかなか自分で使うには、ハードルの高い表現ですが、人に言われた時に「なんか偉そうな言い方!」と腹を立てないために、覚えておこうと思ったフレーズです。

Beggars can't be choosers, can they?

初めて聞いたフレーズで、面白かったのでご紹介

いただきものに文句を言ってる人とか、自分で微妙なのもらっちゃったなぁって思った時に使う決まり文句だそうです。「贅沢は言えない」とか「背に腹は代えられない」って感じ

本をもらうって話しの流れで、(本の内容が)殺人事件は好き?と聞かれたジェーンが「あんまり・・・」って答えたので、キムは「じゃぁ、気に入らないかも」というのですが、ジェーンは「でも、もらうよ」何しろ「選べる立場じゃないし」ってことで、このセリフになりました。ジェーンはキムに語りかけてたので、文の最後に
can they?
とつけてますが、「Beggars can't be choosers」だけでも良いようです

ちなみに、キムの返事は

No, they can't.

まあ そうね
でした

【カテゴリー】ドラマは3文の得, シーズン62021.6.8