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メンタリストS7-2 灰色の鉄格子のホテル:お気に入りの会話「調子どう?」

The mentalist(メンタリスト) シーズン 7 第2話

THE GREYBAR HOTEL( 灰色の鉄格子のホテル)

リズボンが拘置所から電話してきて、ジェーンに状況報告をしているシーンから

Jane

How you holding up?

Jane

Roommate troubles?

Lisbon

It's like we're doing the cha-cha --

Lisbon

I take one step forward, she takes one step back.

Jane

Does she have any friends?

Lisbon

She likes picking fights a little bit too much -- a loner.

Jane

Oh, well, she needs a friend.

Jane

We all do.

Lisbon

You have not met this girl.

Jane

Oh, a tough cookie, likes to hide her emotions under a hard veneer?

Lisbon

Yeah.

Jane

Yeah, I think I've met a woman like that before.

Lisbon

Is that so?

Jane

Uh, you want to know how I got her to lower her guard?

Lisbon

How?

Jane

Uh, I lowered my own.

英語のはなし

How (are) you holding up?

吹替の訳では「調子どう?」となっていますが、「調子どう」にもいろいろな表現があって
How (are) you doing? とか How's it going? とかメンタリストでもいくつか出てきます
で、今回のはあまり見かけないな、と思ったら、軽い「調子はどう?」よりは
辛いことがあった人、例えば見内を亡くしたとか、大けがをしたとか
そんな人に声を掛ける時の言い方だそうです
どうやってその状況に耐えてるのって感じで、「大丈夫?」というニュアンスだそうです

a tough cookie : 固いクッキー・・ではなく、転じて手ごわい人(基本女性を指している)、気丈な人

veneer : ベニヤ板
発音がだいぶ違いますが、ベニヤは和製英語じゃなかったんですね~

お気に入りポイント

この会話は、もちろん途中からカップルトークって感じになるところとか
その時のジェーンスマイルが大好きなところなんですけど
英語のセリフの面白さが特にお気に入りです

日本語に直接的には訳しにくい表現が多いから、吹替のセリフは意訳という感じなので
英語のスクリプトを見る楽しさがありました

調子どう?も英語のセリフで見ると、ジェーンが獄中にいるリズボンを気遣っているのがわかるし

リズボンの「どうも上手くいかない」ってセリフの時も
doing the cha-cha チャチャを踊ってるみたい
と言ってて、しかもリズボンの話し方だと、こんなセリフも妙に甘く聞こえるんですよねぇ

リズボンの、媚びないキャラなんだけど話し方は艶っぽい感じ、憧れます

【カテゴリー】お気に入りの会話集, シーズン72021.8.25

メンタリストS7-2 灰色の鉄格子のホテル:お気に入りの会話「死ぬまで待ってる」

The mentalist(メンタリスト) シーズン 7 第2話

THE GREYBAR HOTEL( 灰色の鉄格子のホテル)

窃盗団のリーダーの恋人であるマリーから話を聞き出すべく、リズボンが拘置所に囚人として潜入する直前のシーンから

Jane

Don't tell a whole lot of little lies.

Jane

Just one big lie is enough, and everything else just stays the same -- you're from Chicago, you got three brothers, you're ticklish.

Lisbon

I am not ticklish.

Jane

Yes, you are.

Lisbon

Everybody is ticklish when they're being tickled.

Jane

If you want someone to trust you, ask them for a favor -- even a small one.

Lisbon

Jane, I know what I'm doing.

Jane

One last thing.

Jane

When you shower, promise me this -- that you will wear the flip-flops, please.

Jane

A -- it makes you look less attractive, which should be considered, and B -- the floor is a petri dish.

Lisbon

Okay.

Jane

Okay.

Lisbon

I hear you.

Jane

Thank you.

Abbott

It's time. Are you good?

Lisbon

Yeah.

Abbott

The warden has set it up so that you will be sharing a cell with Marie.

Abbott

The sooner you get her to tell you where Cole is, the better.

Lisbon

I'm ready.

Abbott

Be careful, huh?

Jane

I'll wait for you.

Lisbon

Hush.

Lisbon

Go.

英語のはなし

a whole lot of : たくさんの、大いに
a lot of とほぼ同じ意味で、「多い」ということをやや強調した言い方だそうです

ticklish : くくすぐったがり屋、気難しい人
tickle : (動詞)くすぐる
他にものどがイガイガする、という時も使う単語で4話にも登場します

petri dish : ペトリ皿(シャーレ)

I hear you. : そうだね、わかった、言いたいことはわかるよ
といったニュアンスの相づち

warden : 管理人、監視員、刑務所長、校長

お気に入りポイント

ジェーンがいろいろとアドバイスをしたあと
リズボンが上着を脱ぐと、下にはオレンジの囚人服を着ていて「お願い」と言ったところで
手錠を掛けられます。

やっぱりニヤッとしちゃうのは「くすぐったがり」のくだりですよ~
仲良く過ごしているわけねと顔がゆるんじゃいます♪
そして心配だからあれこれ説明するジェーンも可愛いし
最後「死ぬまで待ってる」と冗談で言いつつ、送り出した後は
不安そうに見送っていました
その割に、後で脱獄計画を考えちゃうのが、ジェーンの悪い癖って感じですけどね^^;

【カテゴリー】お気に入りの会話集, シーズン72021.8.24

メンタリストS7-2 灰色の鉄格子のホテルより あらすじ・感想

The mentalist(メンタリスト) シーズン 7 第2話

THE GREYBAR HOTEL( 灰色の鉄格子のホテル)

※ネタバレを含みますのでご注意ください

州をまたいで高級車を盗む事件が発生し
グループのリーダーである、コール・フォスターの恋人マリーが逮捕されます。

コールの居場所を聞き出そうとするも、口を割らず
拘置所に送られることになったため
情報を引き出すべく、リズボンが囚人として潜入することに

CIAがアメリカでのテロが計画されていると言う情報を傍受し
コールの取引相手がその組織とつながっていると考え
アボットに協力を仰いだのです

リズボンは、マリーと距離を縮めようとしますが
一匹狼タイプの彼女は、なかなか打ち解けてくれません

しかし、ジェーンからの
「僕自身の壁をとっぱらった」
というアドバイスを受けて
マリーに、自分とジェーンのことを打ち明けると
マリーもコールのことを話し出すのでした

ジェーンがマリーの逃走時の動きから絞り込んだエリアで
リズボンが聞き出した情報に合致する倉庫を絞り込み
盗難車と仲間を一人、発見しますが
コールの居場所にはつながりませんでした

これ以上、マリーから引き出す情報もないことから
リズボンを戻すことにするのですが
ジェーンは、コールがまだ街にいるのは、マリーを置いて行きたくないからだ言い
リズボンとマリーを脱獄させようと提案します

ジェーンはリズボンに面会して状況を知らせ
アボットは48時間後に、警備の厳しい施設に移送することをマリーに告げ
マリーが脱獄をするよう誘導します

ジェーンの計画通り、二人が脱獄に成功するも
コールではなく手下のヘンドリックが迎えに来たうえ
途中で車を乗り換えられてしまい、行方がわからなくなってしまいます

リズボンは途中で立ち寄った店で、メッセージを残そうとしますが
そこにコールが現れます
そして、メールを打っていた店員を
通報するのかと撃ち殺してしまいます

リズボンはコールの目を盗んで
逃走用のヘリがある方角を、血をつけた足跡で残し
コール達と行動を共にします

通報を受けて、ヴェガと共に殺害現場に来たジェーンは
書きかけのメモと足跡を見つけますが
ヴェガはきちんと手順を踏みましょう、と動かず
一人、リズボンの行方を追います

そのころ、リズボンはヘンドリックスが置いた銃を
取ろうとしているのをコールに気づかれ窮地に陥っていました

ジェーンはバックミラーをスナイパーに見立てて
丸腰で乗り込みますが、コールにバレてしまい
一巻の終わり・・・と思われた時
アボット達が追いつき、事なきを得るのでした

感想

私は見ていなかったのですが、プリズン・ブレイクという
刑務所を脱獄するドラマ(?)に
リズボン役のロビン・タニーと、アボット役のロックモンド・ダンバーが出演したようで
今回の脱獄はオマージュなのかもしれませんね

ジェーンのお目付け役って感じでリズボンと
キャラ被りじゃん、なんて指摘もあったフィッシャーですが
ベテラン女性捜査官が二人いるって大事だったんだなぁって思っちゃいました

フィッシャーがいなくなった今、ヴェガは新人だし
男のジェーンじゃ、女子刑務所に潜入できないから
リズボンが刑務所に潜入することになったわけですもんね~

今回もJisbon愛好家的にはニヤニヤしちゃうシーン満載でした

まず、潜入前のシーンが良い!
くすぐったがりって(笑)言った後のニヤけた顔と言い
こっちまでにやけちゃいますよっ

そして、刑務所からの電話でのやり取りでも
「そういう女性にあったことあるな」からの
幸せなジェーンスマイル~

リズボンも、マリーと打ち解けるために
ジェーンに対する気持ち、初めて語ってましたね
パイクと出会う前から、自分でも認められなかっただけで
ジェーンを好きになってたけど、パイクに逃げちゃったんだね~

パイクの事「 good man but not the right man. 」と
言っていました。
やっぱりリズボンにとっての the right man はジェーンだったと言うことです
この辺は、まぁそうだと思ってたよって感じですが
「彼がずっとそばにいるかわからないから怖い」って言ってたのが切なかったなぁ
なかなかリズボンの気持ちって描かれてこなかったから
このシーンを作ってくれたことに感謝です

そしてそして、久しぶりにベスト姿が見られましたね
やっぱり良いわ~

いつものように、名案でしょって感じで脱獄計画を立てたものの
リズボンを見失って、焦るジェーン
この辺は、何気に今後の伏線って感じもします

これまでは危険な場所には after you (お先にどうぞ)してたジェーンですが
バックミラーを援護に見立てて、飛び込んでいっちゃいました
アボット達が助けに来てくれたあと
本当なら、駆け寄ってハグ!って流れですけど

アボット達なんて、連行で忙しくて「大丈夫?」って感じですらなかったし
付き合ってないことになってるから
水を渡すためにそばに寄るくらいしかできない・・・

でも、お水を手渡した時、キャップを開けてから渡してるのが
さすがジェントルマンだ!って思いました

ジェーンは特に紳士的な人だし、アメリカ人が全員ああするわけじゃないでしょうが
日本人男性では、まぁまずやらないなって思っちゃいました

今回ははっきりしたソックスポイントが見つけられなかったんですが
逆に、明らかに濃い色の靴下を履いてるシーンがありました
(脱獄計画を練ってるシーン)
なんか、ちゃんと履き替えてるんだねって安心しました(笑)

次回は、因縁のエリカ・フリン登場です

【カテゴリー】あらすじ・感想, シーズン72021.8.23

メンタリストS7-2 灰色の鉄格子のホテルより:フレーズ紹介

The mentalist(メンタリスト) シーズン 7 第2話

THE GREYBAR HOTEL( 灰色の鉄格子のホテル)

I'll see you around.
覚えときなよ
Do you want to tell me where Cole Foster is?
コール・フォスターはどこにいる?
Worth a shot.
「まあね」(やってみる価値はある)

I'll see you around.

囚人同士が喧嘩したあとに、言った捨てゼリフです

でも、このフレーズ、もっと自然な感じで聞いたことあるような・・・
と思ったら、「じゃぁまたね」って意味でも使われるフレーズでした

やっぱりね、と検索を終えようとしたんですが、意外と深い意味があったので
取り上げてみました

「またね」にもバリエーションがあって、この言い方は
around だから「その辺で」また会うかもね、という感じの言い回しなので
いつまた会うか、はっきりしない時の言い方なんだそうです

つまり、同僚との飲み会の後で言ったら「ん??」ってなるってことですよね

それと、偶然会わなければ積極的に連絡してまでは会わないような印象にもなるので
恋愛トークの流れで出てきたら、脈なしって感じのフレーズなんだとか

使いどころが難しいじゃんって思いましたが
ご近所の人とか、知り合いに道でバッタリ会った
なんて時には、普通に使えるフレーズのようです

そして、ざっくりした意味だけ調べたらいかん・・・と反省したフレーズでした

Do you want to tell me where Cole Foster is?

ちょっと長めのフレーズですが、ポイントは want to の使い方です

学校では「want to」で~したい
と習うし、英会話教室なんかでもそういう使い方で問題なかったんですが
どちらかというと、子供っぽい印象になるから、あまり「want」を
連発しない方が良い、ということは言われました

しかし、スクリプト勉強法を始めてみて
結構 ワナワナ(want to = wanna)言ってるじゃんって思ったのと
want to = ~したい だと不自然なフレーズが多いことに気づきました

ここでも、容疑者の仲間に対しての質問なので
学習者的直訳の「コールフォスターがどこにいるか、私に言いたいか?」
だと、「言いたい、ってことはないよね」って思っちゃうフレーズです
これまでなんとなくスルーしてたんですが、いよいよ調べてみたら・・・

want to には「~した方が良い」という意味がありました
取引したいなら、居場所を言った方が良いぞ、という意味も込めての
このフレーズだったんです

そう知ってから見ると、ワイリーも
You want to wash that
すぐ洗った方がいい
と、ジェーンのカップをそうとは知らずに使ってたヴェガに言ってました

知ってるつもりの単語も、勉強することはたくさんありますね~

Worth a shot.

リズボンを助けるために、丸腰で乗り込んだジェーンでしたが
「一人で俺らを逮捕しに来たのか?
 援護にバックミラーだけ用意して?」
と相手にバレちゃった時に、ジェーンが言ったひとこと

吹替では話しの流れで「まあね」となっていますが
試す価値はある、というフレーズで
It's worth a shot.
の It's が省略されているバージョンです

何もしなければ殺されちゃう状況だったので
ジェーンのトリックにしては下手なものでも
助けるためには、試す価値はあった、ということですよね

同じような表現で
worth a try
というのもありました
どちらもメンタリストのセリフで何度か出てきますが
tryの方が若干多かったです

【カテゴリー】ドラマは3文の得, シーズン72021.8.20