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メンタリストS7-8 白煙の向こう:お気に入りの会話
「君を守りたかった」

The mentalist(メンタリスト) シーズン 7 第8話

THE WHITES OF HIS EYES( 白煙の向こう)

ヒットマンから証人を無事に守り抜いたものの、リズボンが不満げに帰り支度をしているシーンより

Jane

There you are.

Lisbon

Here I am.

Jane

Yeah. Ah. Okay. What's wrong?

Lisbon

why?

Lisbon

You must already know.

Jane

Yeah. I took you --

Lisbon

You took me off.

Jane

Mm-hmm.

Lisbon

On purpose.

Lisbon

You knew that wasn't Lydon on the 6th floor.

Lisbon

You had to have, but you sent me there anyway.

Jane

Yeah, that's right.

Jane

I wanted to protect you.

Lisbon

Protect me?

Jane

Mm-hmm.

Lisbon

I'm an F.B.I. Agent. It's my job.

Jane

I know -- I'm sorry.

Lisbon

But -- What? You'd do it again?

Jane

Yeah. I -- Yep

Jane

probably would.

Lisbon

That's a problem.

Jane

It's not a problem.

Lisbon

A really big one. You can't do that. Okay? You have to let me do my job.

Jane

No, it's --

Lisbon

If you can't --

Jane

Yeah, I understand.

Lisbon

If you can't... I don't know.

Lisbon

How do we work together?

Jane

Well --

Jane

We work it out.

英語のはなし

take off : (服や靴などを)脱ぐ/取り除く/(飛行機などが)離陸する
色んな意味がある take off ですが、
こんな風に現場から離れさせる→遠ざける、という意味でも使われるんですね

on purpose : 故意に、わざと(purpose=意図、目的)
work out : (問題などが)解ける、解決する/運動する

お気に入りポイント

愉快な会話ではないんですが
口が達者なジェーンが、自分が悪いのをわかってるもんだから
リズボンにどんどんセリフを被せられて
口ごもってる感じが、ちょっと可愛いシーンでした

いつものように、謝って、でも大丈夫って言いくるめようとしてるけど
リズボンも今回ばかりは、そうはさせませんって感じです

そのたびに、ちょっとうつむく姿が
不憫な気もしましたけど
リズボンの気持ちもわかるしなぁ

スパックマンに「僕は犬じゃないんだぞ」って言ってたけど
最後、エレベーターに向かうリズボンの後から
歩いてく姿は、叱られた後のわんこのようでした

【カテゴリー】お気に入りの会話集, シーズン72021.10.7

メンタリストS7-8 白煙の向こう:お気に入りの会話
「子守歌 歌って欲しい?」

The mentalist(メンタリスト) シーズン 7 第8話

THE WHITES OF HIS EYES( 白煙の向こう)

証人の安全を確保するため、作戦を十分に練ったものの寝付けないでいるジェーンとリズボンの会話より

Jane

Hi.

Lisbon

You all right?

Jane

Uh, yeah. I'm fine.

Lisbon

Everything's gonna be okay tomorrow.

Lisbon

You know that, right?

Lisbon

We know what we're doing. It's a good plan.

Lisbon

It's a really good plan.

Jane

He has a good plan, too.

Lisbon

We're gonna be safe.

Jane

Someone could get hurt.

Lisbon

It's always dangerous.

Jane

This is different.

Lisbon

Everybody will be fine. I promise.

Lisbon

We're all gonna be fine, if that's what this insomnia's about.

Jane

Yeah, you're right.

Lisbon

I'm right, and everything's gonna be okay?

Jane

No, it's what the insomnia's about.

Lisbon

Come to bed.

Lisbon

Please? Come on.

Lisbon

Do you want me to sing you the lullaby I used to sing to my brother when I couldn't sleep?

Jane

Um...

Jane

I really, uh, don't want to hear that.

Lisbon

Okay. Mm. Mm.

Lisbon

♪ oh, oh we're halfway there

Lisbon

♪ oh, oh livin' on a prayer take my hand and we'll -- yeah.

Lisbon

♪ make it, I swear ♪ Come on, sing.

Lisbon

♪ oh, oh livin' on a prayer take my hand and we'll make it, I swear

Jane

♪ Mm-hmm,

Jane

♪ think of the pain

英語のはなし

insomnia : 不眠症
lullaby : 子守歌、ララバイ

否定文での really の位置について

ジェーンがリズボンに
I really, uh, don't want to hear that.
と言っていますが
I really don't ---
I don't really ---
ではずいぶん意味が変わるので注意が必要です
前者はdon't以降全体に「本当に」と言ってるので
直訳的に言えば「本当に聞きたくないな」って感じです

普通、それだとキツイので、後者の言い方で
”本当に聞きたい”に対して否定することで
本当に聞きたいってわけじゃない、あまり聞きたくない
とやんわりさせます

お気に入りポイント

シリアスなんだか陽気なんだか(笑)

寝付けないでいるジェーンに気づいて
目を覚ましたリズボンに
ちょっとだけ放っておいて欲しそうなジェーンでしたけど
暗く落ち込みがちなジェーンには
子守歌を歌っちゃうリズボンがやっぱりお似合いなんですよね♪

歌っていたのは、ボン・ジョビのLiven' on a prayer
という曲でした
聞いたことはあるけど・・・という感じなので歌詞を調べてみたら、
若いカップルが、お金もなく大変な暮らしだけど
二人で成功を祈りながら生きていく
みたいな内容で、全然子守歌向きの歌じゃない(笑)

歌って欲しい?って聞かれたジェーンが
しばし固まった後、reallyを前に置いて、しっかり断ってるんですが
お構いなしに歌い出すリズボン、かわいい~
当時、弟たちにも「お姉ちゃん、うるさい」って
言われてた気がして仕方がありません

ジェーンがメロディに乗せて「ヤレヤレ ツライツライ」って
言ってるのが気になって、スクリプトを見たら、
英語ではちゃんと韻も踏んでました(笑)

久しぶりのジェーンのパジャマ姿も見られて
お気に入りのシーンとなりました

【カテゴリー】お気に入りの会話集, シーズン72021.10.5

メンタリストS7-8 白煙の向こうより あらすじ・感想

The mentalist(メンタリスト) シーズン 7 第8話

THE WHITES OF HIS EYES( 白煙の向こう)

※ネタバレを含みますのでご注意ください

ダラスで起きた殺人事件の裁判で
目撃証人が狙撃される事件が発生し
アボットのチームが合同捜査に加わることになります

もう一人の目撃者、リリー・ストッパードは
証言することに同意しているものの
今回の事件を受けて、夫のマシューは
まだ6か月の赤ん坊がいるんだ、と難色を示していました

スパックマンに説得を頼まれたジェーンは
難しい選択だから無理強いはしないと伝えつつも
何年か先に、子供にこのことをどう語り継ぎたい?
子供に気高く勇敢な人になってほしい?それとも賢く慎重な人?
と語り掛け、二人の同意を得ます

しかし、「よくやった、彼女の安全は保証する」というスパックマンに
ジェーンは「保証はいい、行動で示せ」と返すのでした

ケルビン・ビテカーは酒をこぼしたというだけのことで
カリフォルニアから来ていた大学生ジェイミー・オーウェンを
撲殺した容疑で起訴された被告ですが
ビテカー家はダラスのFBIがマークしていて
この事件で有罪判決が下れば、一家は共倒れの危機に陥ります
そのため、最後の証人であるリリーの命も狙うはず
と、アボットがケルビンの面会に向かいますが
その様子から、ケルビン自身が殺しを命じたわけではないと考えます

ビテカー家には、二男のイーサン、三男のケイレブ、そして母親のベリンダがいますが
電話やメールからは殺しを依頼した痕跡はなく
チョウとジェーンが一家に会いにいくことになります

前科だけでなく健康面での問題も抱えている二男のイーサンが
「国家の犬が来た」と出迎えますが
母ベリンダは「失礼なことをいわないの」と
一見、温厚そうな態度で現れます
切れ者と噂のケイレブは事務所でオンラインゲームに興じていて
それに目を付けたジェーンは、FBIに戻った後
ワイリーにゲームのことを調べさせます

ゲームのチャット機能を使って接触しているなら
相手はきっとゲームのランキングは低いはずと

ジェーンは、雇われた殺し屋は地元の人間だと睨んでいましたが
当初疑っていたスパックマンも、線条痕から
地元の容疑者が出たことでようやく納得
しかし、指紋も顔もわからない状態で
殺しの依頼を仲介する人物との接触方法もわからない
と、話すスパックマンたちのもとに
ワイリーがランキング下位3名の情報を持ってきます

そして、ジェーンは3人の中から
仲介人がカナダやイギリスに住んでいるとは思えない
とルイジアナに住む女性の線を追うことにします

女性の住所を訪ねると、いとこのビリーと名乗る男が
出てきますが、彼こそが殺し屋のライドンで
家の中ではすでに仲介人の女性が殺されています
ライドンはリズボン達に発砲したあと、スパックマンを撃ち、逃走してしまいます

FBIに戻り似顔絵を作成しますが、もうこの顔のままじゃないはずと
ジェーンはワイリーに変装パターンを作るように頼みます

一方、アボットとチョウは殺害依頼を取り消させるため
再びビテカー家を訪ねます
透析が必要なイーサンを連行し脅しをかけるも
ベリンダは「死なせるわけがない、あなたの倫理観が許さないはず」と動じません

ライドンはホテルの部屋から車への移動中に
リリーを狙うはず、とジェーンが作戦を練りますが
相手もいい作戦を用意してるはず
と寝付けないジェーンに、リズボンは「きっとうまく行く」
と声をかけるのでした

ジェーンの思った通りライドンは髪を切り
付け髭などの変装をして現れます
発煙弾でホテル内が混乱する中、リリーの移動が始まります

ライドンは救急隊や消防隊の格好をしているはず
とジェーンはチームに警戒するよう伝え
一人で行動する救急隊を見つけ、リズボンを確認に向かわせます

残ったアボット達の元には
救急隊の制服を着たライドンが近づいていました
捜査官の一人が倒され、チョウが階段を確認しに行った隙に
ライドンが現れ、リリーに銃口を向けますが
そこにいたのは、リリーに変装したヴェガで
一瞬とまどいを見せたライドンを、チョウが射殺するのでした

ライドンが近づいたタイミングでヴェガとすり替える
というジェーンの作戦が功を奏し
リリーが無事に証言をしたことで、一家は一網打尽
めでたしめでたし・・・のはずでしたが
リズボンは、自分が追った男がライドンではないと
ジェーンがわかったうえで、自分を向かわせたと気づいていました
ジェーンも「君を守りたかった。またやると思う」
と認め、リズボンは途方に暮れるのでした

感想

エピソードの最初と最後で、二人の空気感が違いすぎ!

まずは楽しい出だしから
テーブルサッカーのこと「foosball」って言うんですね
リズボンが「やーい、やーい」って感じで勝ち誇るもんだから
ジェーンがムッとしてましたね(笑)
あれは確かにやりすぎだと思うよ、リズボン!
でも仲良しデートシーンが出て来たのは嬉しいポイントでした♪

そしてエアストリームでの子守歌のシーンは
お気に入りの会話で紹介予定です

2話目でリズボンが殺されかけたり
3話目でヤンに見つかって危うしってなったり
その流れで「辞めてどこかに行かない?」って
話しになってたと思いますが
今回、弾がリズボンの服をかすってたし
一緒にいたスパックマンが撃たれちゃったから
ジェーンはリズボンを失うという恐怖心を
抑えきれなくなっちゃったんですね・・・

前のエピソードで、ジェーンはリズボンの長年の悩みに
良い感じに対応してくれたわけですが
リズボンはそういう繊細さに欠けると言うか・・・
大丈夫よとしか言いようもないんでしょうけど
妻子を失ったことがあるジェーンの気持ち
もう少しくんであげてほしいところです

あ、ちなみにスパックマンは無事だろう、ということになってます
搬送された後、一切話題にもならず^^;

私、あの不躾なスパックマンがいると
最近すっかり落ち着いちゃったジェーンの
やんちゃなところが出てきて好きなんですよね~
再会した時の「会いたかったんだよ」って嫌味とか
「魔法をかけてもらう」
って言われた時のやりとりは、若干まんざらでもない感じもあって
かわい~笑顔が出て来たし
「僕は犬じゃないんだぞ」って不貞腐れてたり
いろんな表情が見られたのも、スパックマンのおかげと言えば、おかげですからね~

シリーズが続いたのなら、準レギュラー化してほしいキャラでございました
誰かが「ダラスで・・」と言ったとたん、ジェーンが
「僕は他の事件を手伝ってるから」ってティーカップ持ったまま
そそくさと移動していく姿が見たかった(笑)

【カテゴリー】あらすじ・感想, シーズン72021.10.4

メンタリストS7-8 白煙の向こうより:フレーズ紹介

The mentalist(メンタリスト) シーズン 7 第8話

THE WHITES OF HIS EYES( 白煙の向こう)

Yeah. Uh, 86 the wings.
ああ 手羽先キャンセルしてくれる?
I have no idea what you're talking about.
何のことだか わからないわ
Jane, stay with him.
ジェーン そばにいてあげて

Yeah. Uh, 86 the wings.

お店で手羽先を持ち帰りで注文したすぐ後で
事件の呼び出しがかかったため
ジェーンが店員さんに言ったセリフです

ジェーンのセリフを聞いて、「86にしか聞こえないんだけど」
って思って、スクリプトをチェックしたら本当に86で
余計に混乱したフレーズでした(笑)

86にはスラングで「キャンセルする」という意味が
あるんだそうです
これも教科書では絶対習わない言い回しですね
レストラン用語のようなので、ジェーンのように
注文をキャンセルする時に使うようですが、自分で言う勇気はない・・・

発音はそのまま エイティシックス です
86個の手羽先を頼んだわけではなかったんですね!

I have no idea what you're talking about.

これ、本当によく聞くフレーズなんですが
そういえば取り上げてなかったなと思って選びました

I don't know what you're talking about.
の方が頻出だと思いますが
I have no idea ~
も便利フレーズなのでこちらをピックアップしました

容疑者の皆さん、とにかくよくこのセリフを言います
あとジェーンが突飛なことを言った時など
What are you talking about?
何のはなしだ??!
って感じなのも面白いので、妙に好きなフレーズです

Jane, stay with him.

スパックマンが撃たれてしまった際に
リズボンがジェーンに言ったセリフです

これ自体は簡単なフレーズですが
その前の会話も含めて、stayの使い方が面白いシーンだったので
とりあげてみました

この前のジェーンとスパックマンの会話
Spackman:Jane, you stay. (君は 待ってろ)
Jane:Ken, really? Stay? (冗談だろ? 待ってろ?)
Jane:I'm happy to wait here. I'm not your dog.
(吹替訳:待ってろって何だよ 犬じゃないんだぞ)
前半は直訳的には「喜んでここで待つよ」という感じでしょうか

ジェーンはこの後「Jackass.(マヌケ野郎)」
とつぶやいても、なお腹の虫がおさまらないって様子でした

たまにリズボンがジェーンに対して
「 stay here. 」とか「 stay there. 」
と手短に言ってるので、嫌いなタイプのスパックマンだから
こんなに怒ってるのかな?って思ったんですが
調べてみたら、人に対して「 stay 」とだけ言うと
とっても失礼なんだそうです

ジェーンが言っている通り、ワンちゃんに対して「待て(じっとしてろ)」
と命令する時に使うくらいで
人に対して言うなら、リズボンのように「here」とか何かついてないと
温厚な、もしくは慇懃無礼に対応するジェーンですら
怒りをあらわにするくらい、失礼になっちゃうそうです
スパックマン、イヤな奴ですねぇ。でも嫌いじゃない(笑)

【カテゴリー】ドラマは3文の得, シーズン72021.10.1